- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582762402
作品紹介・あらすじ
山を見つめ、自分の心を見つめながら、雪と岩との非情の世界に命をかけた青春の日々-。昭和初期のアルプスの山々を舞台に描く、山岳文学不朽の名著。
感想・レビュー・書評
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2011/4/13読了
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山岳小説をあまり読んだことがないのですが、読み終えてからあとがきで1941年(昭和16)の作品と知ってびっくり。古臭さがまるでない。山の知識がないなりに、ところどころ道具の描写から昭和後半くらいなのかと思ったらまさか戦前に書かれたものとは思わなかった。古臭く感じないのは、自然描写、山に対峙する著者の姿勢が主に書かれているからだと思う。
前半のアルプス登攀の日々はクライミングの知識がない分、読みづらさがあったが、日本の山々の描写は爽やかで山に行きたくなった。特に、上高地・穂高辺りに行ったことがある、行く予定の人にはぜひ読んでほしい。
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