惡魔の辭典 噴版 (平凡社ライブラリー あ 6-1)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582762471

作品紹介・あらすじ

「あ=愛」から「わ=笑い」まで、5人の「悪魔」が腕によりをかけ、競いに競って再定義。結婚、家族、不倫に神、運命、自由とお金。「そうだったのか」と膝を打つことうけあいの超傑作辞典。

感想・レビュー・書評

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  • アンブローズ・ビアスほど粋ではないが、なかなか面白かった。

  • 「【運命】家族は何人もいるのに、自分が入った時に必ずトイレット・ペーパーが切れていて、その度に新しいものとさしかえねばならない、ということが三回続いた時に感ずる、それをそうさせた或る法則性のこと。この時『誰かが意地悪をしているに違いない』と考えて怒るのは、『運命』について知らない人間である」

    様々なキーワードを面白おかしく解説、というかちゃちゃを入れることに全力を上げた本。執筆者の領域的に特定の領域の言葉に少し偏りを感じるものの、それゆえに濃い”解説”が多くて笑ってしまう。「老い」がこの本を書こうと思ってしまうこと、「若さ」がこの本を買おうと思ってしまうことで対応しているのも洒落乙めいている。

  • ある意味超短編小説だと思うのだ。
    別役さんがいい。

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著者プロフィール

安野光雅(あんの みつまさ):1926年島根県津和野生まれ。画家・絵本作家として、国際アンデルセン賞、ケイト・グリーナウェイ賞、紫綬褒章など多数受賞し、世界的に高い評価を得ている。主な著作に『ふしぎなえ』『ABCの本』『繪本平家物語』『繪本三國志』『片想い百人一首』などがある。2020年、逝去。

「2023年 『文庫手帳2024』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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