女たちの時間: レズビアン短編小説集 (平凡社ライブラリー と 2-1)
- 平凡社 (1998年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582762747
感想・レビュー・書評
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翻訳物の苦手な私にはやっぱり駄目でした…。
短編集なんですが、ものすごーーーーーーく淡い同性愛です。
途中までしか読んでませんが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
秘めた思いというか、社会的抑圧による自身の解放というか。
こちらに集められたのはそんな、社会と女性とのかかわりの中で異質と弾かれる人間の声、というか。
男性版とどう違うのか、とても興味深く思っています。
しかし比喩と暗喩で繰り返された言葉遊びのような短編は読んでいて酷かった。訳はこうしか訳せないんだろうなと思うけど、原文で読まないと(その原文も暗喩で意味を読み取るんだろうし)難しいのだろうなと。 -
女性同士のつきあいを主眼においた短篇集.性的なものはなし.
最初に収録されている「マーサの優しい女主人」が身分差のある愛で非常によい.
それ以外はうーん… -
副題は「レズビアン短編小説集」だけど、まじりけなしの同性愛ではなくて、人生のいろいろな段階にある女性たちの心の揺れを切り取った短編集という趣の本。各短編の面白さだけでなくて、一冊通して読むことでいろんなひとがいろんな思いを抱えて生きているよねえ、ということが伝わってきてしみじみしてしまった。
特に気に入ったのは、ジュエット「マーサの愛しい女主人」、キャザー「ネリー・ディーンの歓び」。自分の居場所でずっと頑張って、なにかうつくしいものをつかむ話にはどうにもやられてしまう。ウルフの二編も流麗できらきらしていてよかった。 -
一言で言うと、まどろっこさが気になります。言葉の言い回しや、伝えようとしているモノを。高尚さを意識しすぎている感じが苦手です。
外国人が書いたモノと一線を引いて読めてしまう。