- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582762877
作品紹介・あらすじ
「絶対知」が形成されるその瞬間から「非‐知」が始まる-。人間主義的知性が自己完結する言説の回路を解体し、認識の構造の自明性を根底から問い直す「外の思考」。
感想・レビュー・書評
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非‐知―閉じざる思考
(和書)2009年05月23日 18:17
1999 平凡社 ジョルジュ バタイユ, Georges Bataille, 西谷 修
絶対知と真理ということについて思うところがある。
柄谷行人は長池講義のHPで書いていた真理ということ-『「未来の他者」が異議を唱え反証してくるかもしれないことを予期するかぎりで、普遍的命題(真理)が存在するのだ。』
真理をもう到達されてしまったものとして認識しそれを前提にしているように感じます。だからヘーゲルとか絶対知とか言い出すのだろうと思う。
この前提があくまで柄谷行人が言うように事前の立場というものとして認識をし直さなければいけないのだろうと思う。浅田彰はバタイユを推奨しているのを本の帯でみたことがある。柄谷行人と浅田彰の違い、柄谷行人が言うカントとヘーゲルの違いなどは読んでいくと鮮明になるように感じる。
でもなんやかんや言っても柄谷行人は浅田彰を評価していると思うし、その辺りの認識が決定的なものになるのかどうかなどまだまだ勉強不足で分からない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わからんかった。思考しようとすることは意識の崩壊らしいので考えずに気分が向いたら読み直したい。
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Ⅰ 非-知についての講演
Ⅱ 非-知
Ⅲ 非-知の未完了の体系 草稿
訳注
ジョルジュ・バタイユ略年譜
主要著作および関連書
訳者解説
(目次より) -
飛躍するために論理はあります。
ひたすらにかっこよい。
「非-知」の最後は教科書に載せるべきだと思います。