絵本をよんでみる (平凡社ライブラリー)

  • 平凡社
4.10
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本棚登録 : 102
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582763003

作品紹介・あらすじ

五味さんを絵本好きにしたにちがいない13冊の絵本の、音読、読解、そして快楽。

感想・レビュー・書評

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  • こんな解釈の仕方があったとは!
    の連続♪

  • 絵本の解体本。
     読んでみると、絵本って面白そうだと思わせる。
     なかなかの毒。無夜はこういうの好きだ。
     湿っぽい友情とか、読者を意識した孤独ごっことか容赦のない批評が続く。
     全体に漂う寂しさとか。
     これを読むと、その本が読みたくなる。
     ほかにも例を挙げていろんな本が登場する。
     読書幅を広げるにはいいんじゃないかな。  

  • 絵本を読んでみる

    みる、という表現の奥深さにうなる。

    ブルーナ、もういちどよみたい。

  • 解説の江國が言うとおり、語尾の感じがすこぶるいい。たしかにシャープだ。ここまで絵本をよんでみたことは私にはないぞ。あーだ、こーだ、と描かれていないものに想像をいたすのだが、それが私になるほどの連続を巻き起こす。

    ・絵本て、基本的に翻訳の「誤差」に耐えられるじゃないかと思っている
    ・すべての子どもに30÷5をわからせたい、跳び箱を跳べるようにしてやりたいという、教育的熱意というやつはいったい何なんだろう。それでいて、個性の尊重もへちまもないよ。
    ・どのメディアについても言えるけど、そのメディアじゃないと表現できないというのが頂点だと思う。それが『キャベツくん』
    ・残酷ではないから、残酷なことが描ける。病的ではないから、病的なことが描ける。社会的に成熟している人だからこそ、反社会的なことが描ける。
    ・絵本を読むと言うことは、絵を出発点としてどれくらいイメージを生むことができるのか。逆に豊かにイメージが生まれていく絵というのは、読者に対して多大な力を持っている。
    ・「ふり」というのは、いつも現実と個人の間のギャップを埋めるテクニック。
    ・絵本を読んで、よかった、おもしろかった、ためになった、はあるけど、幸せになったはなかなかない。
    ・わかる、わからないを問わないことがアートの世界の大きな魅力。
    ・気楽に一人でやっていた時はできたのに、先生が現れたとたんに、絵が面白くなくなることは実感もデータもある。
    ・結局、指導する側がするべきことは、最低限、己の欠点を自覚できるようにしてあげること。
    ・良い本なんてない、良い読み方があるばかり。
    ・いい本って、人に薦めたいと思うと同時に、教えたくないって思う心も必ずある。
    ・絵本をよむではダメ。絵本をよんでみるじゃなきゃダメ。

    うさこちゃんとうみ
    よわむしハリー
    キャベツくん
    キスなんてだいきらい
    ふくろうくん
    よあけ
    ふたりはともだち
    キミちゃんとかっぱのはなし
    おっとあぶない
    かいじゅうたちのいるところ
    変なお茶会
    エンソくん きしゃにのる
    どんどん どんどん

  • 対談だけど結構よませる。絵本をめぐる対談。まったく、子供ができるまでは絶対読まなかった類の本ではありますが。ローベルとか読んでみたい。

  • 面白い、続編も読みたい。紹介されてる絵本も読みたい。

  • 図書館の特設コーナーにあった1冊。

    まず、タイトルに惹かれました。「読む」じゃなく「よんでみる」というチョイス。私もよくこういう表現を使うけれど、その裏に「なんかすいません」的な感情を忍ばせている場合が多い。
    まさか天下の五味さんも?と疑いつつ手に取りました。

    読んでみると、五味ワールド全開。
    うん?と首をかしげる暇もなく、グイっと持って行かれます。そうかもしれない、と思わされる。
    また、合の手のように、小野明氏がちょいちょいネタを入れてきて、反論の余地さえ奪っていく感じ。

    あとがきで「よんでみる」にしたワケを、謙虚に語っておられましたが、もう「読んだ」でイイじゃん、と思いました。

    「うさこちゃんとうみ」、もう一度読みなおそう。あんな深読み、出来るかな…。

  • 絵本論

  • 最初の章「うさこちゃんとうみ」で大笑い。絵本作家ならではの切り口の絵本評論。どの章も正論。ふわふわさんが弁護士?などと想像さえしませんでした。

  • 五味太郎がいろんな絵本をとりあげて、それについて語る本。懐かしい絵本や知らない絵本がたくさん出てきて、それだけで楽しい。絵本というのほほんとした物が題材にも関わらず五味太郎が毒を吐くので、独特のテンポが生まれて、やっぱり楽しい。

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著者プロフィール

五味 太郎(ごみ たろう)
1945年、東京都生まれの絵本作家。桑沢デザイン研究所ID科卒業。絵本を中心とした創作活動を続け、400冊を超える作品を発表。海外でも50数種類の本が翻訳され、10数カ国で出版されている。『かくしたのだあれ』『たべたのだあれ』でサンケイ児童出版文化賞、『仔牛の春』でボローニャ国際絵本原画 展賞、エッセイ『ときどきの少年』で路傍の石文学賞など受賞。『きんぎょがにげた』『さる・る・る・る』『ことわざ絵本』など、ミリオンセラー多数。

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