純粋理性批判下 (平凡社ライブラリー)

  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582765533

感想・レビュー・書評

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  • 『純粋理性批判』Ⅱ「超越論的方法論」及びカントの覚書を収める。超越論的方法論は、理性批判を経たあとなお理性に残されている活動領域として、実践の領域をあげるなど、後の実践哲学の布石となる議論を展開している。それとともに、哲学や自然科学における言葉の使い方の問題などが取り上げられており、厳密な用語法に拘りたい人間にとっては興味深い内容が数多く含まれている。

  • [ 内容 ]
    私たちは何を知りうるのか。
    そして、何を知ろうと望むのか。
    人間理性の限界と可能性を画定し、形而上学の認識論的批判を企てたヨーロッパ近代哲学の最大の古典。
    定評ある原佑訳に補訂を加え、さらに精確な訳文でおくる不朽の名著。

    [ 目次 ]
    2 超越論的方法論(純粋理性の訓練;純粋理性の規準;純粋理性の建築術;純粋理性の歴史)
    純粋理性批判(第一版)補遺(『純粋理性批判』のためのばらばらの諸紙片;『純粋理性批判』(第一版)自家用本に書き込まれた独立した諸反省
    本文訂正(省略))

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    [ 参考となる書評 ]

  •  下巻は短かった。思弁的理性から実践理性の自由への繋がりが多く書かれていたように思う。実に宗教的でした。訳者の長い解説があるのですが、ここまで読んできてひとつの達成感に至っている中、この本の成り立ちを読んでいくのは、なんともいえない楽しい感情に満たされることでした。上巻を読み始めたのが昨年11月で、計算するとなんと読み終えるのに68日もかかったことになります。たいへん長く、そして濃い二ヶ月間でした。2008.1.29-(31)-2.3(6d).

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著者プロフィール

1724-1804年。ドイツの哲学者。主な著書に、本書(1795年)のほか、『純粋理性批判』(1781年)、『実践理性批判』(1788年)、『判断力批判』(1790年)ほか。

「2022年 『永遠の平和のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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