世界の調律 サウンドスケープとはなにか (平凡社ライブラリー し 18-1)

  • 平凡社
3.52
  • (5)
  • (4)
  • (18)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 139
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (572ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582765755

作品紹介・あらすじ

「サウンドスケープ」とは「耳でとらえた風景」である。それは音楽の形成や騒音の発生を、両者の間の無数の音と共にとらえることを可能にする枠組みそのものである。神話時代から現代に至るサウンドスケープの歴史から、「サウンドスケープ・デザイン」という新たな音楽活動のための分析や実践の問題までを射程に収め、創造的な「音の思想」として集大成した作曲家シェーファーの代表作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 原書名:The tuning of the world(Schafer, R. Murray, 1933-)
    最初のサウンドスケープ(自然のサウンドスケープ◆生命の音◆田舎のサウンドスケープ◆町から都市へ)◆産業革命後のサウンドスケープ(産業革命◆電気革命)◆音楽、サウンドスケープ、変容する知覚)◆分析(表記◆分類◆知覚◆形態学◆シンボリズム◆騒音)◆サウンドスケープ・デザインに向かって(聴く◆音響共同体◆サウンドスケープのリズムとテンポ◆サウンドスケープ・デザイナー◆響きの庭◆沈黙)◆音楽をこえて

    著者:R・マリー・シェーファー(1933-)
    訳者:鳥越けい子(1955-)、小川博司(1952-)、庄野泰子(1956-)、田中直子(1959-)、若尾裕(1948-)

  • ぼくはもう何もしないで聞くだけにしよう……
    ぼくには聞こえる、合流し、結びつき、溶けあい、あるいは追いすがるすべての音が、都会の音と都会の外の音とが、昼と夜の音とが……

  • 結局、西洋音楽の概念的な呪縛から逃れることはできていないことがこの本のもっとも問題になるところ。だだし、この著作が出版された時代からすれば、まずは教育的な配慮が必要だったと言えないことはない。

  • 目次
    第1部 最初のサウンドスケープ(自然のサウンドスケープ
    生命の音
    田舎のサウンドスケープ
    町から都市へ)
    第2部 産業革命後のサウンドスケープ(産業革命
    電気革命
    音楽、サウンドスケープ、変容する知覚)
    第3部 分析(表記
    分類 ほか)
    第4部 サウンドスケープ・デザインに向かって(聴く
    音響共同体 ほか)
    エピローグ 音楽をこえて

  • 気づいたのだけど、平凡社の本はたしかに平凡な内容のような気がする。

  • 絶版になっていたので残念だなと思ったら、この5月復刻されていました。
    この本が出版されたのは、私が生まれて一ヵ月後の事です。
    出版三十年目にして、その年に生まれた者が聴こえかたに悩み、人から薦められてこの本に出逢えたのは何か縁を感じます。
    でもこの本分厚い。文庫本なのに、どうしてこんなに高価なのという、まだ私は品のない人間です。

全6件中 1 - 6件を表示

R.マリー・シェーファーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×