漢詩一日一首<夏> (平凡社ライブラリー)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582766257

感想・レビュー・書評

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  • 「一将功成りて万骨枯る」の出典は唐詩であった。個人的な好みは、清の袁枚の七言絶句「消夏」。「不著衣冠近半年、水雲深処抱花眠、平生自想無官楽、第一驕人六月天」

  • これまで読んだ冬・春と比べて少し印象が薄かったか。

    「読山海経」陶淵明
     やっぱり読書は楽しいよね。

    「小児」蘇軾
     実は老妻のことが主題。心配事ばかりをたしなめて、飲ませてくれる賢妻である。

    「自遣」羅隠
     明日にゃ明日の風が吹く、と自嘲気味の戯れ歌。でもそういうのが好き。

    「七歩の詩」 曹植
     これは有名ですね。作り話だそうですが。

    「山に上ってビ蕪を采る」 無名氏
     漢代の作。ミもフタもないというやつだが面白い。

    「消夏」 袁枚
     無官の楽しみを歌う。なんだかうらやましくなってきたぞ。

    「己亥の歳」 曹松
     唐末期の詩。一将功成って万骨枯る、のオリジン。

    「石壕の吏」 杜甫
     これも戦争批判。暗い余韻が印象に残る。

    「挽歌」 陶淵明
     千秋万歳の後、誰か栄と辱とを知らんや。但だ恨むらくは世に在りし時、酒を飲むことを足るを得ざりしを。

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