プルードン・セレクション (平凡社ライブラリー)

著者 :
制作 : 河野 健二 
  • 平凡社
4.25
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本棚登録 : 57
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582766707

作品紹介・あらすじ

分権制、連合主義、地域主義、相互扶助組織など、一九世紀フランスの情況から切り出された思想が、資本主義の一世紀半、「共産主義国家」の一世紀を経て、いま新たな重要性を帯び、注目を集めている。権力と富との集中を徹底的に拝して、相互保証組織を備えた小規模な集団が契約を通じて政治的な連合を作り上げる-アナーキズムの流れが受け継ぐプルードンの批判と構想、その精髄を抜粋し、テーマ別に編んだアンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • プルードン・セレクション (平凡社ライブラリー)
    (和書)2011年06月29日 23:21
    プルードン 平凡社 2009年5月12日


    アナーキストに興味を覚え図書館で探して見つかった本の一冊。プルードンは柄谷行人さんの本などで時々出てくるのでどういう人なのか知りたかった。

    マルクスとプルードンなど革命家というものは調べてみると非常に面白いものだと思いました。アナーキストというものも面白い考えだと思う。共産国家は滅びたけど、それはアナーキスト・社会主義・革命家を排除したものであり当然の帰結なのかも知れない。

    現在の日本などは、ジャーナリストが日本ほど社会主義国はないとか何とか言っていたけどそれはあくまで国家なのであって全然、的はずれなのではないかと思う。

    プルードンのいう自由は非常に魅力的です。

    折り合った自由は何倍にも価値があるというところは印象に残った。

  • プルードン著作からの選文集。
    プルードンの著作は古い邦訳が幾つかあるだけで、マルクスと同時代のフランス思想の重要人物にしては注目度が低いわけだが、そのような日本の文献状況の中では、このように文庫で外観できるものがあるのはさしあたり便利である。
    とはいえ、選文集である以上選者の考え方が色濃く反映され、また選者の読み方でプルードンを読まされることになる。文脈がわからないのでいまいち読んでしっくりしない部分がある。これは仕方のないことだが、そう感じたときに通読できる全訳が容易には手に入らざることは難儀である。
    プルードン自身の思想は、労働と交換をベースにしたコミューン主義であるとひとまず概括してよい。労働と個人と社会の関係をいかにすべきかという問題が19世紀前半の大陸欧州の基本的思想課題であって、そのような見取り図のなかでプルードンは一つの独特な地位を占めている。

  • 自由・平等・友愛を「真実の社会」の根本原理に据え、それを実現する体制としてのアナルシー、すなわちアナーキズムを提唱したプルースト。彼の思想の真髄を諸著作からの引用によって明らかにする。契約の原理によって社会を作るという発想は、フランス革命以降の世界に生きている人間にとっては理想なのは間違いない。問題は、それをどのように実践するかだ。

  • ピエール・ジョセフ・プルードンは、201年前の1809年1月15日に生まれて1865年1月19日に56才で没したフランスの無政府主義者。

  • 20090807未読返却

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