- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582767285
作品紹介・あらすじ
世間のこと、世界のこと、老いること、祈ること、そしてよりよく生きること-。日本の音楽シーンを牽引してきた音楽家・細野晴臣が、二〇年来の仲間・鈴木惣一朗を聞き手に、大事なことを「小声」で語った人生問答。老若男女問わず、すべての人に「福」を「分」けてくれる、八〇講。
感想・レビュー・書評
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いい意味で年齢に抗わずに生きていきたいと思った
人に思ってることを伝えるのってやっぱり難しいなと思った詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ふむ
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良いなーと思う音楽を調べていくと必ず細野晴臣氏の名前が連ねてありました。彼の楽曲を聴いてみたらその格好良さに痺れまくり絶対気が合う!と書籍を読んでみました。
うるさい音楽ではなく静かな音楽が好き、派手な音より地味な音が好き、マッチョではなく草食系、好戦的では無く平和主義、それ故に孤独を選択する辺り、今の音楽は空気の振動が無いから息苦しい、深みが無い等、共感と好感が持てます。
なんと言ってもセンスが良くて格好いい。かっこつけてないのに格好いいって凄いですよね。タイプです。
以前彼のことをあるメディアが「静かな巨人」と評していました。言い得て妙、とはこの事ではないでしょうか。
もっと細野さんの事が知りたくなる、そんな本でした。
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不思議な人、でも素敵な(魅力のある)人。
生き方、心の豊かさ(心の余裕? 才能?)がそのまま発する言葉や書かれる文章、作曲される音楽、演奏されるベースの音色に表れていると感じるのは私だけではないと思います。 -
とにかくカッコ良いおじさんだなー。あんまり音楽は聴いたことないんだけど。
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音楽について、創作について、生きることについて。なかなか沁みる本。
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つまるところ、このインタビューは「少なくとも僕の場合はそういう人生だった」という視座で語られているのですが、狭い世界にいる人ではないですし、精神世界においても経験豊富な方ですから、話が面白いのです。細野さんのことを知っている人はぜひとも読んでみたらほかほかになる本だと思いました。
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タオだね。間違いないよ。きっと向こう何年も気が向いたら手にするとおもう。「声が大きい」のところで少数民族の音楽は自分に聞かせる音楽ってある。自然と自分の間でくゆらせる音楽っていうものがそれだ、と。
細野さんの品格みたいなものに触れられるんだと思う。僕はいつでもブレている、から始まる本書は、どこか人の本質に迫ってると思うよ。 -
音楽家細野晴臣が本音で語った世間のこと、世界のこと、老いること、祈ること、より良く生きること。人生の深みがそのまま音楽に現れているのだな。しみじみ。