増補 憲法は、政府に対する命令である (平凡社ライブラリー)

  • 平凡社
3.50
  • (1)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 50
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582767926

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 為政者が国民を臣民に戻したがるのはまだわかるんだけれど、自ら臣民になりたがる人がいるのはなんでなんだろ。『自由からの逃走』ってヤツでしょうか。

  • 憲法学者ではないと思われる著者による、日本国憲法に関するエッセイといった感じで読みました。憲法のテキストにはなりえないです。
    さて、内容としては、憲法というものが国家機関を縛るものであって、国民に対して命令はしていないという点、改めて興味深いです。そのことが本文で縷々説明されていき、増補版の自民党憲法改正草稿の箇所で、明らかに現行憲法の書きぶりと異なっていることがわかって、勉強になった。自民党草稿では、憲法が国民に作為を命じているのですよね。憲法は国民に作為を命じるものではなかったはずですが・・・ぜひ、政治家の方にも読んでもらいたい一冊です。

  • 東京都議会議員選挙の結果に愕然としているが、一般的には、そうでもないと知って、さらに気が滅入っている。。。
    この本は、参院選の前に出して欲しかったな、、、

    平凡社のPR(増補版)
    「マグナ・カルタ以来、憲法は、政府の権力を制限するための国民からの命令であった。しかし、自民党の憲法草案は、その根本原理を覆し、憲法を国民に対する命令とするものだ。 」

    平凡社のPR(初版時)
    「憲法は、政府や国会議員がしたがうルールである。しかし、最近、憲法を国民生活の規範にしようとする勘違いが横行している。そもそも憲法とは何か? その根源から問い直す。」

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      〔週刊 本の発見〕『憲法は、政府に対する命令である。』| レイバーネット
      http://www.labornetjp.org/news/20...
      〔週刊 本の発見〕『憲法は、政府に対する命令である。』| レイバーネット
      http://www.labornetjp.org/news/2022/hon247
      2022/05/02
全3件中 1 - 3件を表示

C.ダグラスラミスの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×