魔法: その歴史と正体 (912;912) (平凡社ライブラリー せ 5-1)

  • 平凡社
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本棚登録 : 198
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (684ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582769128

作品紹介・あらすじ

神秘思想、呪術、魔術、秘密結社、占星術……知られざる精神の歴史と正体を豊富な図とともに詳解する。隠された思想の起源と転換点を解き明かす知の万華鏡!

感想・レビュー・書評

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  • 備忘録的な感想。錬金術、悪魔、魔法の章が個人的に面白かった。悪魔像の変遷から、人間の善悪に対する考えや想像が感じられて面白い。私はグノーシス派や新プラトン派などの知識がないままあたったので、本書だけでは理解しづらい部分もあった。参考文献にもあたりたい。

  • 「魔法」に関わる歴史や人物などを項目ごとにまとめられた本。
    モノクロだがイラストも豊富。
    現代の知識ではあり得ない魔法だが、作者は否定すること無く淡々と記述しているため、魔法が存在するのではないかと思わせてくれる。

  • 某古書店に世界教養全集版と人文社版がそろっていた。歴史を感じる。
    参考文献に見えるコリン・ウィルソンの『オカルト』に誤植。

    「西洋文明世界における魔術的な思想と作用」を簡潔にまとめた本。各章、各節すべてがより深遠な探求のテーマたりうる、それらをまとめたこの本はいわば各地へ通じる扉を備えた大広間の観。ここを起点にどこにでも深入りできそうで心が躍る。
    「魔術的な」ものの影響範囲があまりにも広かっただけに、科学、宗教、哲学、政治、文学など、気づけば色んな領域に足を踏み入れているあたり、なかなか不思議な読み心地。しかも神学や哲学でなんとなく知った名前の(立派な)人が、一方では胡乱でいかがわしい著作を発表していたりする。しかしそもそも逆が真なのだから面白い。翻って、欧州全土に力を揮った「神」の強さも想像できる。宗教を支持する魔術、「自白」されたサバトの光景=ダークサイドのバプテスマ。『種の起源』が宗教を脅かせば宗教の援護に向かう科学が出てくる。特に現代のオカルティズムに通じるあたりはもっと読んでみたいかも。
    なお、「魔法」「魔術」「呪術」「妖術」のような言葉をどう使っているのかわかりにくいことがしばしば。これについてははじめに訳者註でもあるとよかった。
    参考文献は驚異の充実ぶり。日本語の本に絞っているうえ、小説作品まで載っている。やだ読みたい。

  • タイトルは『魔法』だが、古代宗教、哲学思想、錬金術、魔術、占いなど広く神秘主義について、全体的にまとめられた本。オカルトを楽しむよりは科学的に考察していて、魔術師の言い分をそのまま説明する文章にも冷ややかさが覗える。
    挿絵というか図版が多く、また色や図像の解説はアーティストである著者ならではの詳しさと愉しさだろう。
    一般読者向けではあるが、文章は思ったより読みにくく感じる。シンプルに見えて、前後と併せて読み直しても結局この記述は肯定なのか否定なのかよくわからない、みたいなことが多い。もとの文章の構成と、あとはなるべく原文に忠実に翻訳された結果だと思われる。
    参考文献は原著のものではなく、人文書院版の翻訳時に日本語であたれる文献を集めたとのことで、これは『一般読者向け』という原著者の目的に沿った素晴らしいアップデートだ。人文書院版の1991年から30年経ちさすがに入手困難なものもあると思われるが、文庫などで他社から再版されているものも多いので、気になるものは探してみようと思う。

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