- 本 ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582769883
作品紹介・あらすじ
【概要】
双子の野ねずみが主人公の『ぐりとぐら』シリーズ、元気な4歳の男の子しげるの保育園生活を描く『いやいやえん』……
子どもに愛される名作絵本を生み出したのは、戦時中も夢中になって読んだ本の数々とみどり保育園で保育士として過ごした子どもたちとの毎日だった――。
本と子どもとの出会いを生き生きと語りおろした自伝、待望の文庫化!
解説=夢眠ねむ
【目次】
私と本の出合い
みどり保育園の主任保母として、作家として、母として
これからの子どもに伝えたいこと
のこす言葉
略歴
BOOK LIST
解説──本に育てられた、かつての子どもたち 夢眠ねむ
感想・レビュー・書評
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「のこす言葉 (KOKORO BOOKLET)」シリーズで刊行されて品切れになっていた本が平凡社ライブラリーに入る形で復刊したと知り、すぐに手配した。
平凡社ライブラリーとしてはめずらしいぐらいうすく、すぐ読める。夢眠ねむさんの解説がついた。
子ども時代からの人生を振り返りつつ、次の世代に残しておきたい言葉をつづるこの本を読むと、このひとは児童文学作家である以前に保母(いまなら保育士)として全力ですごした時間あっての人物なのだと改めて思う。
たくさんの本との出会い、子どもとの出会いから学び、自然とだれのことも尊重し、自然と自立して、自然と平和を求めて、いつも前を向いて歩いていたのだなと伝わってくる。 -
著者が生きてきた戦前〜戦後、そして現代。
その体験から子どもたちを優しく守るような世界が絵本に詰まっていることがわかった。その想いが時代を超えて今もなお、子どもたちに愛される作品として位置付けられている。
著者プロフィール
中川李枝子の作品





