日本史―キリシタン伝来のころ (1) (東洋文庫 (4))

制作 : 柳谷 武夫 
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582800043

感想・レビュー・書評

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  • びっくりというか面白いと言うか、第3者的視点でいられるから面白いというか。

    フランシスコ・ザビエルに憧れて宣教師になったルイス・フロイスが日本の当時を綴ったと知り図書館で借りた。

    今や私の中でザビエルは「ぱあでれ・メステレ・フランシスコ」に改名(チガウ)された(笑)。

    シュールハンメルの原書の独語訳を更に日本語訳したものを借りてしまった。シュールハンメルの解説も読めると考え直して読了。興味深い書物だ。

    イエズス会はなるほど、かなり強力。
    修行で自らを鞭打ったり、異教徒の偶像を勝手に焼き払ったり、自ら日本の僧侶の元へ出かけて行って論争をしたり。
    解説にはフロイスはインドの聖典バガバットギーターも読んでいたという記述があったが、それでもキリストの神ナンバーワンなんだもんなー。

    日本の僧侶のあしらいにも気づけないのは仕方ないけど、熱狂的にデウスを信じている。
    クリスマスも墓参りも初詣もする私は悪魔中の悪魔というところだろう。
    自分らの行いには迷いはなく「みんなちがってみんないい」なんてことは絶対にない。

    特にびっくりしたのは「まるで黒人に向かって話すような口のきき方を-」の表現にドン引きです。
    彼らにはキリスト者と悪魔(信者以外)が存在するが黒人はその中に組み込まれてないと思った。

    だけど彼らは貧しい人々の話に熱心に耳を傾けた。人から話なぞ聞いてもらえなかった人々はだからこそそこに救いを見た。その宗教は広まったのだ。

    新しいポルトガル語を直接日本語に訳したものを次は読もうと思う。

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