- Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582828986
作品紹介・あらすじ
舞台は、2万年後の北カリフォルニア-工業文明の崩壊と地殻変動によって変わり果てたサンフランシスコ北方の丘陵地に、穏やかで慎ましい土着文化を営む人類の末裔たちの物語。詩、小説、戯曲、歴史、説話、伝記のほか、衣食住、医療、祭礼、文字、音楽の解説など、あらゆる文学形態と民族学的手法を駆使したハイパーテクストにより、"無限の進歩"の対極にある世界を鮮やかに描き出す。
感想・レビュー・書評
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読み終わったというよりナナメ読み。
指輪物語の追補編みたいな本。
最初に物語ありきで、いろいろ設定とかがあるなら、面白いかもしれないけど、なんとなくハマれなかった。
残念。
面白そうな設定なだけに。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
舞台が2万年後のカリフォルニアだという設定をしばしば忘れてしまうような物語。インディアンのような生活を送っているシンシャンの少女の物語がメインとなるが、間に寓話・詩・戯曲などが挟まれているので、じっくりとストーリーを読みたい方には向かないかも。しかしそれも含めてひとつの世界観が成り立つ。
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一万年未来のカリフォルニアの民俗史。相当の野心作であり、作者の想像力の果てなさと強固さにただただ驚く。
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この本はほんとーにすごい本なんで・・。コトバじゃ説明できない。小説家が?十年前にメディアミックスに挑戦して、そしておそらく失敗した作品。でも、ぼくはこの本がほんとーに好きです。実は手元にない。欲しい。