じつは、わたくしこういうものです

  • 平凡社
3.79
  • (143)
  • (121)
  • (219)
  • (12)
  • (2)
本棚登録 : 1019
感想 : 164
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582829921

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 架空の仕事にまつわる19人の肖像。「いっとき架空に遊んでいただき、」日常に帰ったとき、「日常がそれまでと少し違って見えたら」。

    ああ癒し。最近新しい仕事に慣れるために関連書をいっぱい読んで、でも気分転換もしたくて「架空の仕事」にまつわる本を選んでみた。ちょっと違った角度から世界を見せて現実を豊かにしてくれる(それって詩的!)本でした。

    「小さな音を聴こうとするとき、人は誰もが、少しだけやさしく謙虚な姿勢になるのではないでしょうか。少なくとも攻撃的ではありませんよね」

  • こんな職業あったらいいなと思える架空の仕事を、いろいろな立場の人たちが演じる。
    こんな世界で生きてみたい。冬眠図書館の司書として、シチュー当番をしてみたい。

  • 62

  • 月光を売る怪人、小さな音楽をつくる才人、沈黙する先生、時間の管理人、コルク・レスキュー隊…。笑いあり、涙なし、時々ほんの少しだけしんみり。いま、語り明かされる、知られざる「わたくし」たちの物語。『太陽』連載。
    (2002年)
    — 目次 —
    月光密売人/秒針音楽師/果実勘定士/三色巻紙配達人/時間管理人/
    チョッキ食堂/沈黙先生/選択士/地暦測量士/白シャツ工房/バリトン・カフェ/
    冷水塔守/ひらめきランプ交換人/二代目・アイロン・マスター/
    コルク・レスキュー隊/警鐘人/哲学的白紙商/シチュー当番

  • 久々のクラフト・エヴィング商會。
    面白いんだけど値段が高いのが難点…

    架空の職業の人々にインタビューをするという形式で、18人の人物がその仕事について語っていく。
    どれも面白い視点で、実際こんな職業あれば楽しいだろうなと思える内容だった。
    色々な職業が増えている昨今、この中のどれか一つくらいは実際にやってる人がいたりして…と思えるくらい現実に近い、けれども絶妙にファンタジーというところをついてくるのはさすがだなぁと思った。
    どの職業も面白かったけど、中でも反響が大きかった「シチュー当番」は別格だった。「冬眠図書館」の中で出されるシチューをまかなう「シチュー当番」。ほんとうにこんな図書館あればいいのにー!あとはバリトン・カフェ、白シャツ工房もとても良かった。
    13年前とは思えない新鮮さだし、文庫本によせたあとがきも良かった。高いけれども満足の一冊。

  • 2015.07.28
    冬眠図書館で働きたい。夢。

  • 図書館より。
    シチュー当番が一番気になった。
    私もそんな図書館に通いたい。

  • 見て来たように嘘を言い、ってところでしょうか(笑)

    とっても素敵で不可思議な職業の方たちのインタビュー集、の態。
    文といい、その方たちのポートレイトといい
    使用しているアイテムの写真といい
    どれもセンスが抜群に良くて
    素敵な嘘に喜んでだまされたいって感じです。

    月光密売人なんていいですね。
    七里靴、はけるだけでもいいなぁ

    あとは、冷水塔守、あれー、この人知ってる!と思ったら、小川洋子さんでした

  • 三色巻紙配達人、地暦測量士、バリトンカフェ、シチュー当番。楽しい、こういう夢を毎日みて目覚めたいなぁ。写真は...要らないかも。

  • もう少し、物語的なものかと思っていたけど
    こういうのも面白いなー!

    冬眠図書館開きたい!

クラフト・エヴィング商會の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×