- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582829921
感想・レビュー・書評
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架空の仕事にまつわる19人の肖像。「いっとき架空に遊んでいただき、」日常に帰ったとき、「日常がそれまでと少し違って見えたら」。
ああ癒し。最近新しい仕事に慣れるために関連書をいっぱい読んで、でも気分転換もしたくて「架空の仕事」にまつわる本を選んでみた。ちょっと違った角度から世界を見せて現実を豊かにしてくれる(それって詩的!)本でした。
「小さな音を聴こうとするとき、人は誰もが、少しだけやさしく謙虚な姿勢になるのではないでしょうか。少なくとも攻撃的ではありませんよね」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こんな職業あったらいいなと思える架空の仕事を、いろいろな立場の人たちが演じる。
こんな世界で生きてみたい。冬眠図書館の司書として、シチュー当番をしてみたい。 -
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月光を売る怪人、小さな音楽をつくる才人、沈黙する先生、時間の管理人、コルク・レスキュー隊…。笑いあり、涙なし、時々ほんの少しだけしんみり。いま、語り明かされる、知られざる「わたくし」たちの物語。『太陽』連載。
(2002年)
— 目次 —
月光密売人/秒針音楽師/果実勘定士/三色巻紙配達人/時間管理人/
チョッキ食堂/沈黙先生/選択士/地暦測量士/白シャツ工房/バリトン・カフェ/
冷水塔守/ひらめきランプ交換人/二代目・アイロン・マスター/
コルク・レスキュー隊/警鐘人/哲学的白紙商/シチュー当番 -
久々のクラフト・エヴィング商會。
面白いんだけど値段が高いのが難点…
架空の職業の人々にインタビューをするという形式で、18人の人物がその仕事について語っていく。
どれも面白い視点で、実際こんな職業あれば楽しいだろうなと思える内容だった。
色々な職業が増えている昨今、この中のどれか一つくらいは実際にやってる人がいたりして…と思えるくらい現実に近い、けれども絶妙にファンタジーというところをついてくるのはさすがだなぁと思った。
どの職業も面白かったけど、中でも反響が大きかった「シチュー当番」は別格だった。「冬眠図書館」の中で出されるシチューをまかなう「シチュー当番」。ほんとうにこんな図書館あればいいのにー!あとはバリトン・カフェ、白シャツ工房もとても良かった。
13年前とは思えない新鮮さだし、文庫本によせたあとがきも良かった。高いけれども満足の一冊。 -
2015.07.28
冬眠図書館で働きたい。夢。 -
三色巻紙配達人、地暦測量士、バリトンカフェ、シチュー当番。楽しい、こういう夢を毎日みて目覚めたいなぁ。写真は...要らないかも。
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もう少し、物語的なものかと思っていたけど
こういうのも面白いなー!
冬眠図書館開きたい!