パレード

著者 :
  • 平凡社
3.43
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本棚登録 : 699
レビュー : 160
  • Amazon.co.jp ・本 (84ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582829969

作品紹介・あらすじ

夏の午さがり、ツキコさんがセンセイに物語る、幼い日のできごと…。「センセイの鞄」のふたりが過ごした、遠いこだまのような時間、もうひとつの物語。「センセイの鞄」のサイドストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • (2019/4/2読了)
    図書館でまだ読んでない川上さんの本を見つけたら、センセイの鞄のサイドストーリーでした。
    前作を読んだのが9年前なので、細かなことは覚えてないけど、ふわっとした優しい空気感は覚えてる。
    《センセイのてのひらが離れて、わたしのてのひらが淋しくなった。》こういう感性が好きなのよね。
    ドラマを観た時も、本を読んだ時も、そこにない部分を想像したり、続編にならないかなと期待したり。
    作者さんでも、ましてや自作でも、そう思うことってあるんだな。

    (内容)
    夏の午さがり、ツキコさんがセンセイに物語る、幼い日のできごと…。「センセイの鞄」のふたりが過ごした、遠いこだまのような時間、もうひとつの物語。「センセイの鞄」のサイドストーリー。

  • センセイとツキコさんが出てきてびっくりした。『センセイの鞄』の、ちいさなスピンオフ作品だったのだな。

    センセイとツキコさんの柔らかな夏の日のくだりも良かったし、ツキコさんの語る子供の頃の不思議な話も好きだった。

    何より、想定と挿絵が素敵で、本としてとても可愛くて良いものだと思った。

  • センセイとツキコさんのあいだの雰囲気がすき。
    ゆう子ちゃんとのこと、心境も少しわかる気がする。

  • 「センセイの鞄」の番外編。

  • センセイとツキコさんのやさしい日常
    だいすきなひとの息づかいを感じること
    その手に自分の手を重ねること

    話をきいて答えてほしいのではなくて
    ただ
    となりに寝転がって
    意識がいったりきたりしながら流れる
    その静かな時間

    だいすきなひとが在ることが
    こんなにも愛おしい気持ちを湧きあがらせる

    もっともっと
    このふたりの物語に触れたかった
    わたしのだいすきなふたり

  • ツキコさんとセンセイにもう一度出会えて良かった。
    この二人がとても好きです。

  • あとがきも素敵だった。

  • センセイの鞄の番外編。本編で語られることがなかった、センセイとツキコさんの日常のひとこまです。そうめんでお腹がくちくなったセンセイとツキコさん、手を重ね合わせまどろむうちに、ツキコさんが過去を回想する。ツキコさんが子どもの頃に体験した少し不思議な話。読者は二人の微妙な距離、付かず離れず、淡く濃い雰囲気が醸されるのを暖かく見守ることになる。

  •  『センセイの鞄』のセンセイとツキコさんにまた会えることが嬉しい本作。一緒にお素麺を食べて、二人で畳に寝転びながらツキコさんの昔話を聞くセンセイ。この空気感に本当に癒される。穏やかで温かくて、それでいてときめかせてくれるセンセイがニクい。ツキコさんの昔話は小学生特有の残酷さと幼稚さが詰まっていて泣きそうになったけど、ゆう子ちゃんはきっと素敵な女性になっているだろうと思う。

  • 小説の登場人物の、小説に描かれなかった、あったかもしれない日常。考え方もお話も素敵です。

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著者プロフィール

1958年東京都生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。著書に『蛇を踏む』(芥川賞)、『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)、『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)、『水声』(読売文学賞)等。

「2018年 『話しベタですが… 暮らしの文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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