おじいちゃんと森へ

  • 平凡社
4.05
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本棚登録 : 56
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582831962

作品紹介・あらすじ

おじいさんのやさしい導きによって、「人間をふくめて自然とは何か」に目覚めていく少年の成長を伝える絵本。2000年クリストファー賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • おじいちゃんから色々教えてもらったね。亡くなってからも沢山のことを思い出します。少年は立派な青年に育ちました。ところで、お父さんは、登場しませんでしたが~

  • ぼくが幼いころの、いちばんの友人はおじいちゃんだった。そんなおじいちゃんから、生きるものすべてがお祈りをしていることを教わった──。
    原題直訳「おじいさんの地球のお祈り」の方が内容に沿っているけれど、手に取りづらいからと変更したのかな。この暖かな絵が本当に素晴らしく、当初、絵に魅入って話が入らなかったので何度か読み返した。話の内容も絵に合っていて、とても良かったです。難しいテーマなので対象年齢は小学高学年から大人までと思われます。

  • 自然、生きる事全て祈りにあるのね…
    2000年クリストファー賞

  • お祈り、世界を変えるのではなく自分を変える、自分が変われば世界が変わる

  • 絵がとてもきれい。おじいちゃんのことが思い出される素敵なお話。

  • 自分の中にたくさんの自然を感じた。

  • 図書館の展示コーナーでこの本を発見した瞬間に、その表紙絵の細密性に一目惚れし、そのまま読んでしまった。

    絵は単に写実性に富んでいるに留まらず、よく見ると木々の陰でツグミやリスが潜んでいたり、蛙が羽虫を狙っていたりと、様々なギミックが隠されている。
    特に言葉による描写がないにも関わらす、夕暮れ時におじいちゃんがさりげなく孫に自分のコートを羽織らせる絵が描かれていたことに、この本に対する絵師の強い愛着が伝わった。

    本書の主題である「祈り」とは何か?
    おじいちゃんは「生きるものたちそれぞれが、地球上にあるすべての生命が美しくあるようにと、自分たちの命をささげている」を祈りと定義し、巻末エッセイを書いたニコル氏は、これを「生きている、そこにあるということが、お祈りなんだよ」と解釈した。
    どちらにしろ、この「祈り」の感覚を文面のみから感受することは難しいと思われる。
    文面をトリガーとして読者の経験と感性から、作者の意図する「祈り」の概念を読者に喚起させる仕掛であろうと想像する。

    しかし僕にはまだ作者の「祈り」の概念が上手く理解できない。
    僕の経験が概念喚起に不足なのかもしれないし、もう少し考えれば今の自分でも理解しうるかもしれない。
    とりあえず主人公のように気長に考えてみよう。

  • 優しい感じの絵が好きです。おじいちゃんとぼくのように、子どもと共にゆったりと過ごし、心の話をすることができたら素敵だなって思いました。

  • 人間を含めて自然とは何か、をおじいさんの導きによって少年が学ぶ話。

    森美術館で開催していた『ネイチャー・センス』展のブックラウンジで出会いました。

    繊細なタッチの水彩画も素晴らしいです。

  • 原作はアメリカ・ミネソタ州在住の作家、ダグラス・ウッドさん、絵はアイルランド・ダブリン在住のイラストレーター、P.J.リンチさんによる水彩画で、原題は“Grandad's Prayers of the Earth”、翻訳はネイチャーライターの加藤則芳さん、訳者の友人で作家のC.W.ニコルさんがエッセイを添えています。繊細なタッチの絵本です。孫ができるまで元気でいたいな〜

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