東京ふつうの喫茶店

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 135
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582834710

作品紹介・あらすじ

通も唸る名店から、地元民の憩いの店まで。街歩きの名手が歩いて見つけた、おじさんもホッとくつろげる56軒。

感想・レビュー・書評

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  • 泉さんは自分が住んでいるごく近い地域を探訪されたことがあって、それが市の広報誌に載っているのを読んだことがあった。ホントになんの変哲のない裏道のことが書かれているのを「へぇ~、こんな表現もあるんだ」と感心したことがある。泉さんへのイメージがアップした(もっとも『週刊テレビ探偵団』から好感は持っていた)。
    自分も喫茶店が好きなので、泉さんはどんなお店に”グッとくる”のか興味津々。多くは『散歩の達人』などに紹介されたことのあるお店だったが、泉さんの文を読むと、なんとなくホッとするというか、マッタリできるというか……。はっきり言っちゃうと、派手さはない。だけど目が離せない文です。当初想定しなかったけど、参考になったのが店主との”会話のキャッチボールの仕方“かな。最初がダメでもすぐにまた訪れる”根気良さ”(まぁ、本の取材という仕事ではあるけど)。さすが元週刊誌の記者(テレビガイドの)。第二弾も近々読んでみます。

  • 泉さん、井の頭線でよく見かけるのですが、浜田山におすまいでしたか。

  • 主に東京の喫茶店を紹介している。
    それだけなのだが、それがよい。
    喫茶店のチョイスが若者が行かなそうなオヤジが入ってほっとするような店、という感じがまたいい。なんか行ってみたくなる。
    紹介されている中で唯一行ったことがある店が慶應仲通り商店街のペナント。でもここって喫茶店ていうかオムライス屋だと思っていたんだがなぁ。
    でも喫茶店っていっても平日は夜まで仕事だし、休日わざわざ珈琲飲みに出かけるというメンタリティも持ちあわせていないのであれだなぁ。

  • 本屋で見つけたものの忘れていたりしてやっと借りる事が
    出来ました。

    東京だけの喫茶店を載せているのかと思いましたがいくつか地方の
    喫茶店も載せていたので地方へ行かないその店に行った気分を味わう事が出来ました。
    いくつか私が知っていたり行った店もあったので何となく安心感を
    覚えました。
    著者の泉麻人さんの心がこもった文章もよかったし、何より最後に
    ショップカードなるものまでつけてくれてありがたい。
    いいものだと思い、その後中古で買いました。
    これから活用していきたいです。

  • ひとつひとつの喫茶店の紹介をもう少しじっくりやってくれると良かったけど。フレンチロースト、僕も好きです。

  • 「ふつうの」喫茶店が、なくなりつつある昨今です。

  • カフェじゃなくて喫茶店。いいな。もうちょっと大人にならないと似合わないのかな。

  • 2010/10/19読了。
    今風の「カフェ」ではなく「喫茶店」巡りのコラム。自分も訪れたことのある店が登場したり、その店の意外な歴史が語られたり。読んでいて落ち着く本だった。

  • 一時期、テレビでお姿を拝見しなかったような気がするが、お元気そうで何よりです。私は愛煙家ではないので、おそらくこの本に取り上げられているお店には行けないだろうな。そこが残念。

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著者プロフィール

1956年、東京生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、東京ニュース通信社に入社。テレビ雑誌の編集者を経てフリーに。東京、昭和、サブカルチャー、街歩き、バス旅などをテーマに数々のエッセイ、コラムを発表している。著書は『大東京23区散歩』『東京23区外さんぽ』『大東京 のらりくらりバス遊覧』『冗談音楽の怪人・三木鶏郎〜ラジオとCMソングの戦後史』など多数。

「2019年 『1964 前の東京オリンピックのころを回想してみた。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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