一刀斎、最後の戯言

著者 :
制作 : 福井 直秀 
  • 平凡社
4.00
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本棚登録 : 59
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582834925

作品紹介・あらすじ

肩肘張らない「気の利いた」表現を精選した名言集。最後の名物教授からのラストメッセージ。

感想・レビュー・書評

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  • 2022.12.23
    今年最後の1冊か?後数冊は漫画位は読むかもしれないが。
    今年は忙し過ぎて本が読めなかった。というのは言い訳でホントに本が読みたければ読んでいたに違いない。僕は本を読みたいと思わなかったのだ。

    豊かであるとは一義的では無いこと、二面性や揺らぎのようなものを内包していることか。
    翻って見ると、自覚的に境界線上に立つことが人の自由なのかもしれない。

  •  本書巻末の年表によると,森さんは1977年頃から,数学から教育論へとその言論の場を広げたようだ。
     本書はそんな森さんの著作からピックアップした名言集だ。原典も示されているので,興味を持ったら,その原典にもどって読書を広げるのも一興だろう。
     ゆとりだ!学力だ!と振り子のようにゆれる教育界を自信を持って生きていく羅針盤として,森さんの一言は生きている。 

  • 今年の抱負②:通勤読書の6冊目を読み終わりました。

    この森先生いいな。ここまで本音っぽく書けないでしょう。
    手元においておいておきたい。
    元気がなくなったときや、人生に迷っているとき、
    きっと役に立ったり、励まされる言葉がある。

  • 過去の文章の寄せ集め。でも、久しぶりに森先生の本を読んで、自分のやる気を呼び戻してもらった気がする。巻末のデータはコピーして使わなければ。

  • 昨年、82歳で亡くなられた森毅氏の遺言と言える1冊、生き様を読ましてもらった。

  • 立ち読みして思わず買ってしまった一冊。芯があるから、ふわふわ風に揺れることもができる。土の匂いや空の広さを感じるができる。理屈ではない、「空気」を伝えてくれる。
    聞くところによると、森毅さんの女性ファンを「森がーる」というそうです。

  • 自由について、教育について、いろいろ脱力しながらよめてとても心が軽くなる本です。何度かたぶん読み直します。読む時によって感想もかわりそう。えぇことおっしゃるわ~、て感じです。

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。数学者。東京大学数学科を卒業。京都大学教養部で教鞭を執り、民間の数学教育運動にも参画した。京都大学名誉教授。数学科関係の主な著書として『数学の歴史』(講談社学術文庫)、『微積分の意味』(日本評論社)、エッセイ・自伝に『まちがったっていいじゃないか』(ちくま文庫)『自由を生きる』(東京新聞出版局)ほか多数。2010年7月逝去。

「2021年 『悩んでなんぼの青春よ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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