木のあかちゃんズ

著者 :
  • 平凡社
4.11
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本棚登録 : 151
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582835328

作品紹介・あらすじ

風と光に向かって、ヘリコプターにのるボダイジュ、金髪のムクゲ、マント姿のクマシデ…ちっちゃなタネたちの大きな努力。子どもたちの未来に祈りをこめて、いのちの芽ぶきの物語。

感想・レビュー・書評

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  • まぁなんてかわいい作品でしょう!そもそも「木のあかちゃん」という発想がなかったですね。なるほど。あかちゃんとつけると、さらに愛おしく感じますね。
    この絵本は、小さくて、わずか32頁。ぱらぱらめくったら5分もあれば終わりです。ですが、いせさんのやさしい素描画とともに、一枚一枚をめくってみると結構楽しめます。

    特に私が好きなのは、どんぐりの赤ちゃんのページ。帽子から外れた赤ちゃんが、帽子をもらいに集まっているところが、なんとも可愛くてクスクスしてしまう。想像するだけで楽しいですね。

    それからヤドリギのあかちゃん。とりに食べられても糞から芽を出すという実に生命力が強い!さらにメマツヨイグザのあかちゃんは地中で30年でも100年でも待つんだとか。なんという気が遠くなるような辛抱強さ。

    こうやって、いせさんのあたたかい絵を見ながら、子供たちが植物を慈しむ気持ちを育めればいいなぁと思いました。

  • 繊細なえんぴつ画の絵本。
    舞い落ちる枯葉や種は赤ちゃん。
    大人向けだと思います。
    どんぐりのぼうしやさんが可愛すぎる。

  • これ、すきだー。絵も、ことばも、全体。ときどきニヤッとしちゃう。笑 大人向け、かなあ?

  • いせひでこさんの絵本と出会って半年後、東北被災地へ絵本を読みに行こう!
    と、思わせてくれたのがこの絵本です。

    2011年に出た新刊です。

    東北のことを想い、たった1ヶ月で描き上げられたと言う、情熱のこもった作品。

    岩手県、福島県、そして東京のチャリティライブにて語り紡がせていただきました。

    こどもたちよ、元気に育ってね。

  • 大きな木のような人、ルリユールおじさんと、木と向き合ってきた
    いせひでこさんならではの、木のあかちゃん、つまり種子たちの図鑑。
    いせさんには、あかちゃんズの声が聞こえてしまうのだろう。
    母なる木、枝たちの声が聞こえているのだろう…。

  • 手をつないでいるモミジの赤ちゃん
    土から手を伸ばしている赤ちゃん
    かわいいなぁ
    木じゃないタンポポを最後にあるのはどうして??

  • ガツンと殴られた気分。優しくて、温かくて、愛に溢れていてる絵本。

  • 出版社からの内容紹介
    植物のあかちゃんたちは、とてもユニーク。いろんな形で風に乗って旅をし、やがて地上で芽吹きます。ハルニレ、ボダイジュ、ムクゲ……。子供たちの未来に捧げる、いのちの輝きの絵本。

  • 命がつながれていくことの大切さと、命がつながっていくために必要な強さを感じる作品でした。

    子どもなら、植物ごとに赤ちゃんの姿がこんなにも違うのだということを楽しめるでしょう。おとなでも、可愛い絵本として和むこともできるし、生について生真面目に考えることができる作品にもなるように思います。

    書店で手にして、何度か迷い、何回か通ってやっぱり欲しいと購入。
    一日に一度だけ、偶然開いたページの絵だけを楽しんでみたり、通しで読んでみたり、繰り返し読み、眺めている絵本です。

  • 震災後に描かれた絵本。
    ほぼスケッチ画で色がつけられているのは数ページだけ。
    いろいろなどんぐりたちがかわいらしくて、木のあかちゃんの紹介本としても楽しい。
    いせさんはヤドリギが一番好きなんでしょうね。

    飯野町に全村避難した飯舘村の子供たち(約360人分だと聞いた)全員にこの本を題材にしたイラストとメッセージを一言ずつ描いたものを(二日二晩で描き上げたものですって……!)プレゼントしたそうです。

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著者プロフィール

1949年北海道生まれ。東京藝術大学卒業。
『マキちゃんの絵日記』で野間児童文型新人賞、『水仙月の四日』で産経児童出版文化賞美術賞、『ルリユールおじさん』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。
このほか、おもな作品に『まつり』『大きな木のような人』『あの路』(文・山本けんぞう)(いずれも講談社)、『1000の風1000のチェロ』『チェロの木』(ともに偕成社)、『わたしの木こころの木』(平凡社)など。
また長田弘の詩集『最初の質問』『風のことば 空のことば』(ともに講談社)も手がける。

「2020年 『けんちゃんのもみの木』 で使われていた紹介文から引用しています。」

いせひでこの作品

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