安全な妄想

著者 :
制作 : 100%ORANGE 
  • 平凡社
3.83
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本棚登録 : 407
レビュー : 82
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582835359

作品紹介・あらすじ

お歳暮を巡る某出版社との「闘争」の記録から、大江健三郎氏とのスパークするディスコミュニケーション、木星と土星の巨大さへの一考察、さらには人力発電提案まで-。作家生活十周年を迎え、加速する妄想の筆が織りなす、六十六篇の傑作エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • スーパーで蕃爽麗茶を見るたびに長嶋さんのお顔がぶわ~…と浮かんでくる。“品名欄に、ふるえる指で僕は書き入れた。蕃爽麗茶、と。”(17ページ)で不覚にも大笑いしてしまった…。おかしい~。あとジャパネット考やiphon考、唇も笑った。すぐ洗え!には大いに共感した。

    自分で自分のことをめんどくさいヤツと自覚している部分も面白い。似たようなことを思っていると書くと、おこがましいけど長嶋さんと似たようなことを私も考えたことあるので、親近感がわいてしまいました。

  • この人の本は初めて読む。
    なんだか名前に記憶があるのはツイッターで見かけたせいか。
    文章のはじけ具合が微妙なところ。
    もう一声「唇」くらいまでぶっとんでもかまわないと思う。
    「魚ニソ道」(注:魚肉ソーセージ。ちなみにのもん家での呼び名はギョニッキー)に笑った。
    トースターであぶったことはないが、試してでもやろうとは思わなくなったw
    そして芥川賞受賞時に新聞に載った写真が本当にむっちゃ喜んでたので
    電車の中で震える。
    また機会があったら読んでみるかもしれない。

  • 長嶋センセイの人となりに直に触れられたようでシミジミとその感激に打ち震えております。
    職場で休憩時間に読んでいてお茶を噴き出してしまい顰蹙をかいました。
    どうしてくれるんですか?
    同僚に「君もこの本を買いたまえ」と告げ、文字通りお茶を濁しました。

    センセイと私はやっぱり同じ惑星の出身ですね。「ねたあとに」以降ずっと感じてはいたのですが。

  • くだらないが、そのくだらなさが好きだ。耐えきれず噴き出す。今度から長嶋さんのエッセイは電車内では読まないようにしよう。

  • 私の人生の中で絶交する大人を発見する2人目。

  • 長嶋有って改めて(いい意味で)めんどくさそうな人だなーと思った。
    今回もケラケラ笑わせてもらった。
    この人の少しだけハズしたものの見方が好き。

    なにより100% ORANGEのイラストが怪作。

  • 各種メディアに発表されてきた「長嶋有」名義(!)のエッセイを5つの章に分けて収録。

    タイトルと同じ「安全な妄想1、2」と題された、第1章と第4章は読んで抱腹絶倒。ふと疑問を感じた日常身辺のことから始まり、世の中の事象のあれこれについて、ひとこと発しなければすっきりしないという長嶋さんの人柄が良く表れている。

    ブルボン小林と長嶋有名義の使い分けについて、表現者ならではのこだわりと自分なりの考え方が表明されているところは、かなり頑固である。

    ひとこと言い出したら後に引かぬ「屈託のある人」だ。それを公私で使い分けることなく、一貫して押し通す。大手出版社を相手にしても一歩も引かぬところは尊敬に値する。正直でまっすぐ、しかし決して善人ではないというところにすごく親近感を感じてしまう。

  • 隅から隅までげらげら笑えます。
    事実、私は初めから最後まで笑いっぱなしでした。
    でも確実に小説世界とつながるところがそこかしこにあるんだよね。

    川上弘美然り、
    俳句をやる人のエッセイはとてもおもしろいですね。

  • 長嶋さんのエッセイは、とても癒される。
    今回も楽しく読ませていただきました。
    気分転換にとても良かったです。
    小説も楽しいけれど、エッセイも人柄を感じられてたのしかったです。

  • すごく好きです。
    小説もいいけど、エッセイももっと読みたいです。

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著者プロフィール

長嶋有
一九七二年生まれ。二〇〇一年「サイドカーに犬」で文學界新人賞、翌年「猛スピードで母は」で芥川賞、〇七年の『夕子ちゃんの近道』で第一回大江健三郎賞を受賞し、〇八年には『ジャージの二人』が映画化された。一六年『三の隣は五号室』で谷崎潤一郎賞受賞。その他の小説に『パラレル』『泣かない女はいない』『ぼくは落ち着きがない』『ねたあとに』『佐渡の三人』『問いのない答え』『愛のようだ』『もう生まれたくない』『私に付け足されるもの』、コミック作品に『フキンシンちゃん』、エッセイ集に『いろんな気持ちが本当の気持ち』『電化文学列伝』『安全な妄想』等がある。

「2019年 『三の隣は五号室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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