- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582835946
作品紹介・あらすじ
権太坂、遊行寺、函嶺洞門、大平台のヘアピンカーブ…。あの"箱根駅伝名所"はどうなっているのか?箱根駅伝ファン"地理派"の泉麻人が、全区間を歩いて訪ねる。
感想・レビュー・書評
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コラムニスト泉麻人さんが,実際に箱根駅伝の区間を歩いてかかれたコラム。
1区(10区)大手町から,5区(6区)の箱根芦ノ湖まで。
随所にある,史跡やら,昭和レトロな看板や建物まで。
泉さんが歩きながら見たもの,感じたものが書かれています。
駅伝の区間,108km全部歩き通すのはなかなかできることではないですが,本を読みつつ,擬似的に駅伝のコースを歩いた気分を堪能できます。
オイラ京急と併走する1区(10区)を歩きたいなあ。 -
箱根駅伝の歴史、コースにまつわる歴史が知れて良かった。
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箱根駅伝のコースを読売新聞社前から芦ノ湖のゴールまで歩いてみた話。
街歩きの分野では名を知られた泉麻人の作品。
箱根駅伝のコース、1区から5区まで各2日ずつ、延べで10日ぐらいかけて歩いた内容。
八ツ山陸橋、六郷橋、権太坂、遊行寺、鈴廣かまぼこ、函嶺洞門、大平台ヘアピンカーブ、小涌園前など中継でおなじみの地点を歩き、気になるスポットを散策する。最近はやりの街歩き本としては、なかなか良い発想。
久しく読んでなかったが筆者の泉麻人本は、一時期、はまったこともあったので、波長が合うのか実に楽しく読める。
筆者は慶大出身、湘南についてアドバンテージがある。ちょっとした思い出話に楽しかっただろう学生生活が垣間見える。
サザンの歌の題に出てくるラチエン通りとか。
全コースとまではいかないけど、箱根駅伝ファンとしては、少しでも実際に歩いて(走るのは無理(**))みたいと思えてくる。
中継でも一番の見どころの5区を筆者は1日で歩こうとしたが、無理だったとのこと。実際に走る選手の肉体は素晴らしいと思う
。
本書片手に、沿道で応援や散策を楽しんでみたいと思いました。
箱根駅伝を見て、気になる建物や看板などのある方にはぜひともオススメです。 -
何気なく毎年正月に観ていた箱根駅伝の歴史、名シーンと共に1区から著者と歩いている気分だった。東海道沿いの品川、鶴見、戸塚、平塚、小田原の情景が泉麻人ならではの描写で記載されており、引き込まれた。
とても良い刺激をうけ、自分も箱根駅伝を部分的にでも歩いてみたいと感じた。来年の箱根駅伝は例年とは違う観点で観戦できそうだ。 -
駅伝以外の豆知識もたのし。
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泉さんらしい箱根駅伝コースレポート。こんな見方も楽しい。
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毎年クギ付けになるお正月の箱根駅伝。テレビで見る風景も、歩けばじっくり見られて、面白いかもと思い手に取った。現在の町並みから、一昔前の町並み、さらに、歴史的事実まで内容盛りだくさんで、読んでいて行った気分になった。一区間とか、好きな区間とか夏休みにハイキングコースで歩いてもいいかも。
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201382.ここ数年箱根駅伝に興味を持ったけど、ランナーにとって、どんな特徴のある区間とかはわからず、この本で、と手に取りました。が、観光名所などで思っていたものとは違っていました。土地勘があれば違った意味で楽しめたかな。小田原は、鈴廣というお店の蒲鉾が有名。新幹線の車窓から鈴廣の看板が見えたら小田原。かー(*^^*)
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箱根駅伝ファンなら一度は考えるコーストレース。改めて、歴史ある東海道を行く箱根駅伝の新しい楽しみ方を知った。独特の視点による描写も面白い。
この時期に読む物としては最適。