箱根駅伝を歩く

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 98
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582835946

作品紹介・あらすじ

権太坂、遊行寺、函嶺洞門、大平台のヘアピンカーブ…。あの"箱根駅伝名所"はどうなっているのか?箱根駅伝ファン"地理派"の泉麻人が、全区間を歩いて訪ねる。

感想・レビュー・書評

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  • 箱根に向かう道行きを軽妙に書き連ねていて、一緒にてくてく歩いているような感じでとても気楽に読めました。
    「あえて季節感を出さずに書くようにしていた」ことが最後に記されていて、なるほど〜、だから自然と読めていたのか〜、と感じ入りました。

  •  コラムニスト泉麻人さんが,実際に箱根駅伝の区間を歩いてかかれたコラム。
     1区(10区)大手町から,5区(6区)の箱根芦ノ湖まで。
     随所にある,史跡やら,昭和レトロな看板や建物まで。
     泉さんが歩きながら見たもの,感じたものが書かれています。

     駅伝の区間,108km全部歩き通すのはなかなかできることではないですが,本を読みつつ,擬似的に駅伝のコースを歩いた気分を堪能できます。
     オイラ京急と併走する1区(10区)を歩きたいなあ。

  • 箱根駅伝の歴史、コースにまつわる歴史が知れて良かった。

  • 箱根駅伝のコースを読売新聞社前から芦ノ湖のゴールまで歩いてみた話。

    街歩きの分野では名を知られた泉麻人の作品。
    箱根駅伝のコース、1区から5区まで各2日ずつ、延べで10日ぐらいかけて歩いた内容。

    八ツ山陸橋、六郷橋、権太坂、遊行寺、鈴廣かまぼこ、函嶺洞門、大平台ヘアピンカーブ、小涌園前など中継でおなじみの地点を歩き、気になるスポットを散策する。最近はやりの街歩き本としては、なかなか良い発想。

    久しく読んでなかったが筆者の泉麻人本は、一時期、はまったこともあったので、波長が合うのか実に楽しく読める。
    筆者は慶大出身、湘南についてアドバンテージがある。ちょっとした思い出話に楽しかっただろう学生生活が垣間見える。
    サザンの歌の題に出てくるラチエン通りとか。

    全コースとまではいかないけど、箱根駅伝ファンとしては、少しでも実際に歩いて(走るのは無理(**))みたいと思えてくる。

    中継でも一番の見どころの5区を筆者は1日で歩こうとしたが、無理だったとのこと。実際に走る選手の肉体は素晴らしいと思う

    本書片手に、沿道で応援や散策を楽しんでみたいと思いました。

    箱根駅伝を見て、気になる建物や看板などのある方にはぜひともオススメです。

  • 何気なく毎年正月に観ていた箱根駅伝の歴史、名シーンと共に1区から著者と歩いている気分だった。東海道沿いの品川、鶴見、戸塚、平塚、小田原の情景が泉麻人ならではの描写で記載されており、引き込まれた。
    とても良い刺激をうけ、自分も箱根駅伝を部分的にでも歩いてみたいと感じた。来年の箱根駅伝は例年とは違う観点で観戦できそうだ。

  • 駅伝以外の豆知識もたのし。

  • 泉さんらしい箱根駅伝コースレポート。こんな見方も楽しい。

  • 毎年クギ付けになるお正月の箱根駅伝。テレビで見る風景も、歩けばじっくり見られて、面白いかもと思い手に取った。現在の町並みから、一昔前の町並み、さらに、歴史的事実まで内容盛りだくさんで、読んでいて行った気分になった。一区間とか、好きな区間とか夏休みにハイキングコースで歩いてもいいかも。

  • 201382.ここ数年箱根駅伝に興味を持ったけど、ランナーにとって、どんな特徴のある区間とかはわからず、この本で、と手に取りました。が、観光名所などで思っていたものとは違っていました。土地勘があれば違った意味で楽しめたかな。小田原は、鈴廣というお店の蒲鉾が有名。新幹線の車窓から鈴廣の看板が見えたら小田原。かー(*^^*)

  • 箱根駅伝ファンなら一度は考えるコーストレース。改めて、歴史ある東海道を行く箱根駅伝の新しい楽しみ方を知った。独特の視点による描写も面白い。

    この時期に読む物としては最適。

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著者プロフィール

1956年、東京生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、東京ニュース通信社に入社。テレビ雑誌の編集者を経てフリーに。東京、昭和、サブカルチャー、街歩き、バス旅などをテーマに数々のエッセイ、コラムを発表している。著書は『大東京23区散歩』『東京23区外さんぽ』『大東京 のらりくらりバス遊覧』『冗談音楽の怪人・三木鶏郎〜ラジオとCMソングの戦後史』など多数。

「2019年 『1964 前の東京オリンピックのころを回想してみた。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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