あのとき、この本

制作 : 「この絵本が好き! 」編集部 
  • 平凡社
3.78
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本棚登録 : 289
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582836455

作品紹介・あらすじ

「こどものとも0.1.2」(福音館書店)で6年間続いた、絵本の書評連載が単行本に! 71名による「あのとき」に読んだ思い出の絵本エッセイに、人気漫画家・こうの史代が4コマ漫画をつけていく。

感想・レビュー・書評

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  • 71人の先輩達による絵本の紹介とそれに添えられたこうの史代さんのノスタルジックな4コマ(じゃない時も)漫画。紹介する方々も絵本も半分くらいは知らなかったが、楽しみの種をたくさんもらえて嬉しい。手元に置いて読み返したい本。

    • たださん
      111108さん、こんにちは(^^)

      これって、「こどものとも」で連載されていたコーナーをまとめたものなんですか?

      レビューを読み興味を...
      111108さん、こんにちは(^^)

      これって、「こどものとも」で連載されていたコーナーをまとめたものなんですか?

      レビューを読み興味を持ちまして、誰が、どんな絵本を紹介されているのか、とても気になりました。
      2023/05/21
    • 111108さん
      たださん

      そうです!『こどものとも0.1.2』2007〜2013年の折り込みふろくだったそうです。ご存じでしたか?
      私が疎い絵本や児童文学...
      たださん

      そうです!『こどものとも0.1.2』2007〜2013年の折り込みふろくだったそうです。ご存じでしたか?
      私が疎い絵本や児童文学の方々も大勢載ってるので、たださんはもっと楽しめるかも。今はもう亡くなった松谷みよ子さんや安西水丸さん、安野光雅さん、長田弘さんらも寄せてます。
      2023/05/21
    • たださん
      111108さん、お返事ありがとうございます♪

      『こどものとも0.1.2』というと、生まれて最初に読む絵本のイメージもありますが、雑誌自体...
      111108さん、お返事ありがとうございます♪

      『こどものとも0.1.2』というと、生まれて最初に読む絵本のイメージもありますが、雑誌自体読んだことはないので、初めて知りました。しかし、折り込みふろくにしているのは、何か拘りがあるようで、いいですね。それだけ持ち運べたりして。

      寄稿されてる方も、皆さん素晴らしい方ばかりだと思い、尚更、読みたくなりました。
      ありがとうございます(^^)
      2023/05/21
  • 色んな方の絵本にまつわるエッセイ。
    何人の人が出てきただろう。
    こうの史代さんの4コマ漫画も面白かった、

  • 38冊目『あのとき、この本』(「この絵本が好き!」編集部 編集、こうの史代 漫画、2014年3月、平凡社)
    野口聡一(宇宙飛行士)や谷川俊太郎(詩人)、安西水丸(イラストレーター)、恩田陸(作家)、高野文子(漫画家)など、各界の名士総勢71名が銘銘思い入れのある絵本についてのエッセイを書き、そのそれぞれに漫画家・こうの史代が4コママンガを添えるというフォーマットで編まれた一冊。
    優れた絵本は時間も場所も超えるのだという事を再確認させてくれる。

    〈いつもいつも、そばにいてくれた一冊はありますか?〉

  • 71名の著名人による思い出の絵本紹介、そこに添えられたこうの史代による四コママンガ。「こどものとも0.1.2」連載をまとめたもののようだが、なかなかユニークな試みだなと思いながら読みました。
    紹介されている絵本はもうテッパンの、おなじみ福音館書店などの名作ズラリ。勿論私自身も幼いころから親しんできたものばかりだが、著名人らの思い出語りがときにしんみり、ときにユーモラスで、また新たな思いであの絵本を読みたいなと思わされる。特に、小児科医の細谷亮太さん(いわさきちひろ『あかちゃんのくるひ』)のエピソードにはぐっときたな。
    今更ながら知る作品もあり、この人がこんなチョイスを!と新鮮であった。欲を言えば、それぞれの紹介者の肩書きは本文にも載せてほしかったな。「この人誰?」といちいち目次を確認するのはちょっと面倒だったので。
    そして、こうの史代さんによる四コマ「ときこの本」もとてもよかった!紹介されている絵本から着想を得てのマンガは、絵本の内容に沿っているようないないような(笑)ちょっとシュールでかわいい「ときこ」と「本」さんの掛け合いが面白かった。毎度「そう解釈するか!」という微妙な脱線加減がツボでした。
    名作の魅力を改めて強く強く実感。著名人らの知らない一面を知ることもできたのもよかった。大切な絵本はこんな風にその人の人生に寄り添い、さり気なく影響を与えているものだとよくわかって、いい機会でした。

  • 71人の絵本大好きな方たちのエッセイと、こうの史代さんの4コマ漫画のコラボレーション。確か朝日新聞の書評欄に掲載され、読みたいリストのに残しておいたものです。

    こうの史代さんのウィットの効いた漫画が面白く、エッセイよりもこちらに目がいってしまいました(申し訳ない)。あっ、これ読んだことあるあるとか、ふーん、こんな本なんだ読んでみたい、と思うものも多数。いろいろな本の紹介本はありますが、面白い企画でした。

    朝日新聞連載の、宮部みゆき:作、こうの史代:絵 の”荒神”が終了してしまいました。こちらも書籍化を願いたい。

  • (No.14-15) エッセイです。

    71人の絵本が大好きな人達がとっておきの絵本を紹介。それぞれのページに、こうの史代さんの四コマ漫画が付いてます。

    皆さんの思い出の一冊なのかなと思って読み始めたのですが、必ずしもそうではありませんでした。もちろん子供の頃すごく好きだった一冊を紹介している方もいます。けれど大人になってから出会った本、自分の子供が好きだった本、またご自分が描かれた本のことを書いている人もいて、いろいろな面から絵本を知ることが出来ました。

    著者の方たちの中には私が知らない方や、お名前を聞いたことがあるくらいの方もいて、どんな方なのかなあと想像しながら読みましたが、短い文章の中からその方の背景が浮かんできました。

    そして自分のことを考えると、どうも子供の頃読んだ絵本のことはあまり思い出せない!あれ~?、読んでないはずはないのにどうしてだろう。思い起こすと、小学校4年生くらいからは字がたくさんある小説を読んでたみたいなので、どうやらそこで読書歴が上書きされちゃったのかもしれない。
    う~ん、そういえばお姫様が金の鞠を抱えてるシーンがある本を持ってた気がしてきた。カラフルな色使いで、その本はお気に入りだったような・・・・。多分グリム童話だろうと思う。それ以外の絵本を全く思い出せないとはやや情けない。

    私が絵本を紹介するのなら、この本の中で誰も触れなかった「ノンタンシリーズ」にしたいな。
    私の子供たちが出版とリアルタイムに出会ったシリーズ。私も子供たちも大好きで繰り返し読みました。ちょっと小さめな本が、子供の手にぴったりで。今も大切にとってあります。

    絵本についていろいろな考えを紹介してくれる、素敵な本です。6年もの長い間連載されたものを一度に読むことが出来るとは、なんて贅沢なんでしょう。

  • 年齢も経歴もバラバラな人たちが、自分の好きな本とエピソードを語る。

    画家やミュージシャンは
    子供の頃やターニングポイントに親しんだ絵本の話でしたが
    作家や児童文学者の中には
    自著を書いた時の話を語っている人もいましたね。

    どの項目にも、こうの史代さんの4コマがついていて、ほっこりします。

  • たくさんの方々の思い出の絵本。

    読んでいると「…あぁ!私もこの本読んだ!」と
    急に思い出す本があって面白い。

    左側のときこの漫画(こうの史代さん作)が
    楽しくて、最初に全部読んでしまった!

    数々の絵本の翻訳者として何度も登場、
    石井桃子さんの活躍が光るなあ。

    絵本って、「出会い」だなあ、と思った。

  • こうの史代さんの漫画と聞いて、お友達から借りた。絵本が大好きだけど、本書の中の紹介者のエッセイは本当にまなざしが温かく味わい深くて読んでいてほっこりした気持ちになる。自分の好きな絵本を他の人がどのように感じているのか知るのもまたとても楽しい。こうのさんの漫画は独特の味わい、世界があり、本書の味わいを深めていると思う。中でも、私の好きなカエルが割烹着を着て涙を流しながらタマネギを切っているの図には、やられた!と感じた。エッセイもとてもよいけど、漫画にもかなり楽しませてもらった。また、こうのさんのあとがきの「ああ、人というのは出逢うもので出来てゆくのだなあ、と感じました」という言葉にも共感。こうのさん、ありがとうございます。

  •  71名もの執筆者が、多角的な視野で書いた絵本の書評。その左隣に添えられた漫画に気分が和らぐ。
     時代がどれほど流れ、過ぎ行きても、面白い本は、いつでも面白い。
     過去だけでなく、これからも面白い本達と出会えますように。

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