私、子ども欲しいかもしれない。:妊娠・出産・育児の〝どうしよう〟をとことん考えてみました

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 315
感想 : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582837612

感想・レビュー・書評

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  • 妊娠・出産・育児にまつわる女性の様々な「どうしよう」についての声の詰まった本。子どもを持たない人、持ちたい人、子どもを産んだ人、働いている人いない人、色々な立場や考えの人に実際に話を聞き、感じたことを丁寧に受け止めて言葉にしているとても良い本でした。自分や家族の状況、性格や考え方、体調や体質、性別に関するあり方や感じ方、あるいは運や巡り合わせなど、本当に一人一人様々な「どうしよう」があり得ることを感じた。

    私自身は子どもや子育てにそれなりの関心を持ち続けて来たし、妊娠も出産もこの男の身で変われるものなら変わりたいとも思ってきたけど、自分が想像できる範囲なんてたかが知れていると改めて感じた。まぁこの本を読んで色々感じても、変われるものなら、という考え自体に変化はないけれど。

    この本のレビューで「もっと多くの女性に読んでほしい」というのを見かけたし、犬山さん自身も女性に向けてということで書いていますが、これは男性も含めてすべての大人が読むべきだと思う。自分が個人的に妊娠・出産に関わる関わらないに限らず、社会的に完全に無関係な人などいないのだから。にも関わらず妊娠・出産についてあまりにも知らないことが多すぎるんだ。もちろん知ったからとすべてを受け止めたり肩代わりできるわけではないけれど、知ることではじめてのできる配慮や作れる仕組みもあると思うから。

    あとは、男性として読んで感じたこととしては、女性が人によってさまざまに悩んでいたりすることと同じように男性側も感じ方も考え方も、妊娠・出産への向き合い方もさまざまであるはずなんだけど、「無理解な男性」と一括りに括られてしまっているようで立場なく感じる。まぁ実際無理解や無関心がまだまだ多いのだろうし、じゃあ男性側の視点からこの本のようなものを作れる人がいるかと言われるとまだそこまで社会的に成熟していないんだろうな、とは思うけど。とはいえ、個人的にはこの妊娠・出産の話題に限らず世の男性像的なものと一緒くたに扱われることに違和感を感じることも多いので、そういうことをこの本を読みながらも感じて「あ、妊娠・出産への無理解から社会の中で感じる違和感もこういう感覚に通じるのかも」とか、だんだん本自体の中身と離れたことも考えたりしました。語り口が平易で読みやすいからこそ、自分の思考も日常の延長に飛びやすく、こういう色々感じて思考が飛んでいくのは良い本だなと思います。読んでよかったし、今後も考え続けていきたい。

  •  犬山紙子さんが子どもを持つかどうか悩み、妊娠して悩み、出産して悩んで育児でも悩み、いろいろな人に話を聞いている。僕自身は現実問題に直面して大いに困ることはあってもあんまり迷ったり悩んだりせず、人に話を聞こうという発想が全然なかったのでとても新鮮だった。それというのも以前結婚で失敗した際に、占いを妄信していたことが大きな要因で、人の意見に左右されずやりたいことがあったら迷わずやることにした。

     相談相手の中にはとんでもない人がいた。同姓愛の女性で、お子さんを若くして授かって失踪したりまた子どもを授かったり起業したりとあまりにエネルギッシュで、世の中には人知れず漫画みたいなすごい人がいるのだな~と改めて驚いた。これからもそういった人をどんどん掘り起こして欲しいし、もっと根掘り葉掘り聴いて欲しい。

     僕は不妊治療を長年取り組んで全く成果がなかったので、妊娠も出産も心底羨ましいばかりだ。自分でやれたらどんなにいいかと思う。ただ、養子があまりにかわいすぎて、不妊治療がうまく行っていたら彼がうちには来なかったと思うと、それはすごく困る。

  • どんな時も その瞬間を 精一杯生きる
    そうすることが 色んな悩みの解決策
    何を持ってるかじゃなく 自分がどう生きてるかが
    大事。。なんだろうなと
    気持ちが軽くなった本でした。読んで良かった。

  • 私は「子どもが欲しい」と思ったことが無く、結婚したものの、出産はどうしたらいいのかモンモンとしていました。
    タイトルにある「どうしよう」が自分の中で渦巻いているものの、どうやって解消するべきか、全然わからなかった。

    就職も自分の納得した選択をしてきて、やりたいこともやってきたのに出産だけはどうしても「私がやりたいことなのか?」という疑問がいつもありました。
    それなのに、「結婚したら出産は当たり前」「子どもを持つことは喜びで当たり前」のような【普通】を平気で投げつけてくる世間に本当に泣きたい気持ちでいっぱいでした。

    この本は、犬山さんが出産に対する自分の気持ちに向き合い、色々な人の話を聞いて、悩んで悩んで考えている内容です。
    私のモンモンとした気持ちも読み進むうちにスッと晴れていきました。
    出産についてネガティブな考えも払拭されて、かなり道が開けました。感謝しかない。

    誰が読んでも傷つかないと思います。
    子ありも子なしも人それぞれでいいんだ!!って、前を向ける内容です。

    その後、犬山さんは出産され、育児も旦那さんと協力してこなしています。そして虐待防止にも取り組んでいて関心します。その姿勢も「虐待に向き合えない人は向かなくていい!子育てって本当に大変だから!」という誰も置いていかない姿勢というか、本当に誰も傷つけない。

  • TVで見た時は、なんかちょっと強い女の人ってくらいしか思っていなかったけど、同じこと考えていたり共感できるところが多くて、なんか好きになった。
    いろんな生き方があるけど、後先ばかり考えてもしょうがないのかなと思った。
    子どもは親の付属品じゃないってことも頭では分かってても、実践出来るかは心がけ次第なんだな…。とても勇気づけられた1冊!

  • 共感のひとこと。
    すごく感じの良い本でした。

  • 女の人のリアルな心情を描いてくれているのが、嬉しい。

  • 2019.1.26読了。タイトルがストレートなゆえ、妊活中や子どもが欲しい人に向けた本のように思われるかもしれないが、全ての女性にオススメしたい本。

  • 良かった。どっちがいいか、ではない両方の可能性を探っている感じがして、中立的な感じがして良かった。
    連載中に妊娠>出産で最終的に、出産で幸せ、になっているのだけど、そうじゃなくても、結構幸せに暮らしてたんだろうな、と思えるのがいい。

    犬山紙子さんって、サブカル系みたいな個性強い人なのかなーと思っていたけど、なんか普通の考えの人って感じで、それも良かった。書き手の個性が出過ぎず、人の話がメインのとこはちゃんとそっちメインで。

    「仕事がしたい!」という自分とはちょっと違うタイプの女性の考えを知れたのが良かった。

    やはりフリーランスは産休育休が無給なのが辛いなと思う。それに比べて正社員の恵まれていることよ。

  • 36歳、夫婦で自営業

    私も子供のこと考えてみました

    色々な考え方が知れてよかった本
    結果、私たちは
    子供を産まない選択をしたけれど、
    20年経っても選択が
    間違ってなかったという風に思えれば
    いいなと思う

    子供がいてもいなくても
    夫婦が仲が良ければ
    人生最高だと思う

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著者プロフィール

‘81年大阪府生まれのコラムニスト。’11年、“美女にもかかわらず負けている恋愛エピソード”を収集した著書『負け美女?ルックスが仇になる?』(マガジンハウス)でデビュー。その後も『高学歴男子はなぜモテないのか』(扶桑社新書)、『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社)など計14冊の著書を上梓。近年は執筆業のみならずTVコメンテーターとしても活躍。『スッキリ』(日本テレビ系)、『ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)、『報道ランナー』(関西テレビ)にて日替わりコメンテーターとして毎週出演中。

「2020年 『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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