- Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582838725
作品紹介・あらすじ
多くのクリエーターたちに愛されているアメリカの絵本作家M・B・ゴフスタイン(1940−2017)。インタビューや作品の数々、幼少期の思い出など、素顔を伝える貴重な一冊。
感想・レビュー・書評
-
ゴフスタインさんの本ではシンプルな言葉に惹かれますが、本書のインタビューでその事にも触れていました。「言葉も選ぶというよりも見つけるという作業に近い。書かれるべき言葉はひとつしかなくて、それを見つけなきゃいけない。」彼女の本を開くときは丁寧に言葉を味わいたいと思いました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゴフスタインさんの絵に、ことばが沿えられた章が好き。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2017年に永眠されたゴフスタインさんの絵や、インタビュー、生い立ち、ことばの一部、ブックリストなどをまとめた1冊。
わたしはこの本を手にとるまで、ゴフスタインさんという絵本作家さんを存じ上げませんでした。
シンプルな絵に、2~3行の短いことばが添えられていているBOOKS 1と2の章が、特に好きです。
簡単そうでいて、けして他者には生み出すことのできない線で描かれた絵。
そこに、短いことばが寄り添っているだけで、その絵以上のもの、そのことば以上のものが「みえる」気がしてくるのです。
とても不思議です。
「よろこびとかなしみは にじのよう、それがわたしをあたためてくれる おひさまのように」(21ページ)
「あなたが呼ばれてしまって 私はひとり残されて」(70ページ)
「言葉も、『選ぶ』というよりも『見つける』という作業に近いのです。」(55ページ)
うまいとか下手とか、そんな評価は、ゴフスタインさんの絵の前ではまったく無用なものさしです。
どこまで時間が流れたとしても、ゴフスタインさんの絵とことばは、いつの世でも「ゴフスタインさんの絵とことば」として、そこにあり続ける。
なんの科学的な根拠のないおもいですが、でも自然とそう信じられるだけの絵とことばばかりが、この本にはおさめられていました。 -
今日はステキな女性作家をしてれよかった!
大学に入る前は俳優にも興味があったそうだ。
バーモント州ベニントン大学で文学と芸術の勉強をし、絵本を作ることを考えた。線画。
絵本を作ることも同じ作業だと。読んでいる人に「話しかける」ということを実感しながら作っている
1963年大学卒業後、NYへ引越し、書店でアルバイトしながらイラストレーターを目指す。出版社へ持ち込み、小さなギャラリーで展示し、モーリス センダックが自分の編集者へ紹介したのがきっかけ
言葉は「選ぶ」というよりも「見つける」という作業に近い
絵も紙の中から「出てきて」come out と言って姿を見せ、お話も言葉も「見つける」
影響を受けたのは唐の詩人、ポーチューイ、白易易
もし本を作るなら、自分が発見してものと同じ強さ、耐えられる力を、作者自身が持ってなければいけないと思います。
-
アメリカの絵本作家M・B・ゴフスタインのインタビューや作品、幼少期の思い出などが詰まった一冊。
ゴフスタインの素顔が見える。ペン画の線がいい。人の表情がいい。素朴で温かい。やっぱり好き。
-
マリリン・ブルック・ゴフスタインについてたくさんの素敵なことを集めた本.絵やスケッチ,インタビューや簡単な伝記,本の数々,彼女のポートレイトや家の写真などとても可愛くおしゃれに纏まっている.
-
ゴフスタインの絵、言葉、彼女の生きた証が詰まった本。
本が大好きで、本が誰かに作られたものだと気づいた時に本を作りたいと思ったそう。そんな真っ直ぐなところも魅力だなぁ。
ゴフスタインの絵本は物語にワクワクドキドキするものではなく、哲学的な想いが込められているのでこの本を読んで気になるフレーズがあれば買って読んで、大人同士プレゼントするのもいいかなぁと思う。 -
やさしい
人柄も言葉も
いろんなところに
やさしさが
あふれてる -
A Small house A large garden few friends and many books
-
表紙の絵がよくて読んだ。自分には向いてなかった。