ソウル都市物語: 歴史・文学・風景 (平凡社新書 39)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582850390

作品紹介・あらすじ

「千年王国」の風水神話に導かれ、李朝初期に成立をみた都市・漢陽は、要塞都市・漢城から、日本の植民都市・京城へ、そして南北分断後のソウル特別市へと大きくその姿を変貌させていく。この都市に生き、訪れ、去っていた人々は、どんな想いを抱いたか?伝説や文学、歌、流言の風景を史実に重ねあわせ、都市の近代化を新たな視点で探る。歴史を生き抜いた都市の過去から未来を、多彩な物語で読みとく、新しいソウル案内。

感想・レビュー・書評

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  • ソウルは風水によって作られた街。だからパワースポットなのだ。
    ソウルは流れ者、さすらい人の町。
    日本植民地時代の様子やらが描かれていて、興味深い。
    韓国人の4人に1人がキリスト教徒。
    ソウルは京城で、かつて日本だったのだ、というのが随所でわかる。日韓併合で町名を変更させられた。

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著者プロフィール

1951年2月、網走市に生まれる。文芸評論家。1981年「異様なるものをめぐって──徒然草論」で群像新人文学賞(評論部門)優秀作受賞。1993年から2009年まで、17年間にわたり毎日新聞で文芸時評を担当。木山捷平文学賞はじめ多くの文学賞の選考委員を務める。2017年から法政大学名誉教授。
『川村湊自撰集』全五巻(作品社、2015‒16年。第1巻 古典・近世文学編、第2巻 近代文学編、第3巻 現代文学編、第4巻 アジア・植民地文学編、第5巻 民俗・信仰・紀行編)。

「2022年 『架橋としての文学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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