超薬アスピリン: スーパードラッグへの道 (平凡社新書 107)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582851076

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  • [ 内容 ]
    アスピリンがドイツで開発されて百余年、消炎・鎮痛・解熱剤として世界中で愛用されてきたこの錠剤が心臓病や脳卒中、大腸がんに効くことがわかったのは一九七〇年代のこと、さらに近年になってアルツハイマー病や骨粗鬆症、糖尿病、妊娠中毒など多様な病気への効果が認められようとしている。
    その“超薬”にいたるまでの軌跡と薬効の仕組みを知り、超薬をはばんできた日本の医療行政の問題点をさぐる。

    [ 目次 ]
    第1章 遅すぎた抗血小板薬承認
    第2章 一〇〇年をふみこえて
    第3章 がん予防にむかって
    第4章 アルツハイマー病にも使えるか
    第5章 副作用への対応
    第6章 超薬をはばむもの

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    [ 参考となる書評 ]

  • 915夜

  • 解熱鎮痛剤として知られているアスピリンについて、その歴史から現状までを解説しています。

    驚きなのは、抗血小板薬としての功能があり心筋梗塞予防薬として認められていること。

    さらにがん予防やアルツハイマー病・歯周病などへの功能も期待されている「スーパー・ドラッグ」だということ。

    同時に、日本の薬事行政の不合理さについても詳しく述べられています。

    アスピリンって、薬価は1錠6.4円と、めちゃくちゃに安いんです絵文字

    それが病院では薬事法で205円で請求できるというボッタクリ。

    日本は犭王っています。

    オススメ度 ☆☆☆☆☆ 5つです。

    ・・・・・・・・・・・・・
    [内容(「BOOK」データベースより)]
    アスピリンがドイツで開発されて百余年、消炎・鎮痛・解熱剤として世界中で愛用されてきたこの錠剤が心臓病や脳卒中、大腸がんに効くことがわかったのは一九七〇年代のこと、さらに近年になってアルツハイマー病や骨粗鬆症、糖尿病、妊娠中毒など多様な病気への効果が認められようとしている。その“超薬”にいたるまでの軌跡と薬効の仕組みを知り、超薬をはばんできた日本の医療行政の問題点をさぐる。

    [目次]
    第1章 遅すぎた抗血小板薬承認
    第2章 一〇〇年をふみこえて
    第3章 がん予防にむかって
    第4章 アルツハイマー病にも使えるか
    第5章 副作用への対応
    第6章 超薬をはばむもの

  • アスピリンとの付き合い方を基軸として、日本の薬剤についての問題に迫った本。
    副作用といったデメリットについても、全く隠さずに書いているところがいい。

    心疾患や大腸がんの第一次予防薬として、私もアスピリンを常用したくなった。

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