暴走する遺伝子: 人類はパンドラの箱を開けてしまったのか (平凡社新書 161)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582851618

作品紹介・あらすじ

遺伝子がわかれば人間のすべてがわかる?遺伝子治療は夢の医療?-とんでもない!遺伝子技術はたんに不安定なだけでなく、人類や環境に致命的な悪影響を及ぼしかねない危険な技術だ。無意識に生物兵器をつくってしまう可能性すらある…。遺伝子技術なんて、いらない!徹頭徹尾科学的に"遺伝子幻想"に警鐘を鳴らす。

感想・レビュー・書評

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  • 遺伝子治療に「待った」をかける本。第一章は遺伝子について医学的・科学的に説明しているので、文系の人間にはサッパリ。つまずいたらすぐ第二章にいくことをオススメする。遺伝子ビジネスや遺伝子治療、そして遺伝子組み換え食品が以降の内容になる。この本に記載されていることが本当に正しければ、遺伝子治療とはあくまでも研究者の好奇心や企業による金儲けによる産物であり、必ずしも人間に好影響を及ぼすものではない。むしろ遺伝子治療を施したために死亡するなど、害ともいえる面が現時点では前面に出てきている。遺伝子治療が今後どのようにして浸透してゆくかは未知数ではあるが、それが本当に正しく、有効なのかどうかを見極めねばならないと感じさせられた。

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著者プロフィール

新潟大学名誉教授。医学博士。専門は予防医学、長寿科学。
1946年京都府に生まれる。新潟大学医学部卒業。1990年より同大学医学部教授。
米国学会誌IEEE Transactions on Biomedical Engineering共同編集長、学会誌『生体医工学』編集長などを務める。
1981年新潟日報文化賞、2001年臨床病理学研究振興基金「小酒井望賞」受賞。
著書『人はなぜ太るのか』(岩波新書)、『ほどほど養生訓』『放射能と健康被害 20のエビデンス』(日本評論社)、『がん健診の大罪』(新潮社)ほか多数。

「2018年 『血圧の薬はやめてもよいか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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