暴走する遺伝子: 人類はパンドラの箱を開けてしまったのか (平凡社新書 161)
- 平凡社 (2002年11月1日発売)
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感想 : 1件
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- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582851618
作品紹介・あらすじ
遺伝子がわかれば人間のすべてがわかる?遺伝子治療は夢の医療?-とんでもない!遺伝子技術はたんに不安定なだけでなく、人類や環境に致命的な悪影響を及ぼしかねない危険な技術だ。無意識に生物兵器をつくってしまう可能性すらある…。遺伝子技術なんて、いらない!徹頭徹尾科学的に"遺伝子幻想"に警鐘を鳴らす。
感想・レビュー・書評
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遺伝子治療に「待った」をかける本。第一章は遺伝子について医学的・科学的に説明しているので、文系の人間にはサッパリ。つまずいたらすぐ第二章にいくことをオススメする。遺伝子ビジネスや遺伝子治療、そして遺伝子組み換え食品が以降の内容になる。この本に記載されていることが本当に正しければ、遺伝子治療とはあくまでも研究者の好奇心や企業による金儲けによる産物であり、必ずしも人間に好影響を及ぼすものではない。むしろ遺伝子治療を施したために死亡するなど、害ともいえる面が現時点では前面に出てきている。遺伝子治療が今後どのようにして浸透してゆくかは未知数ではあるが、それが本当に正しく、有効なのかどうかを見極めねばならないと感じさせられた。
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