職場いじめ―あなたの上司はなぜキレる (平凡社新書 363)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582853636

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  • 【書誌情報】
    金子雅臣 著
    シリーズ・巻次 平凡社新書 363
    出版年月 2007/03
    ISBN 9784582853636
    Cコード・NDCコード 0233 NDC 336
    判型・ページ数 新書 208ページ
    在庫 品切れ・重版未定

    成果主義の導入、従来の雇用慣例や価値観の崩壊にともない、職場でのいじめが社会問題になっている。苛立ちが募る職場で「壊れない」ためにはどうすればいいのか。 職場のいじめ・嫌がらせが激増している。
    生活の糧を得る場で起こるだけに、それは深刻さと悲惨さが際立つものとなる。
    逃れようにも逃れられず、壊れていく人。それを周囲で見ている人。「苛立つ職場」で誰もが息苦しさを感じている。
    長年、労働問題に携わってきた“相談屋”が職場いじめの背景と「撃退術」を説く!
    http://www.heibonsha.co.jp/book/b163312.html

    【目次】
    はじめに 
    人間関係は最大の「労働条件」/急増する「職場のいやがらせ」/パワーハラスメントとは

    第1章 苛立つ職場 
    1 苛立つ職場 
    「でしゃばりすぎ」と言われ、汚れた制服を用意された
    「自費でパソコンの勉強をしろ」「家に持ち帰りやってこい」と言われ/派遣先で、派遣仲間が仲のよいことがとがめられて/理由もなく評定を下げられ、「自分の胸に聞け」と言われた/部長の母親の葬式の手伝いで不手際があり、「仕事ができない」と言われ/同僚とのトラブルで、周囲は相手の言い分しか聞かない/レジの合わないのはあなたの責任と言われ/ベテランの同僚との折り合いが悪く、いじわるから解雇に/同僚との喧嘩が大げさになり、自分だけが解雇に
    2 壊れる人たち 
    些細なミスも命取り/女性差別に泣く/ミスはなぜ起きる/職場で殴られて休職から解雇に

    第2章 職場のいじめとは何か――パワハラ最新事情 
    1 パワハラ最新事情 
    激増するパワハラ労働相談/どんなことが起きているのか
    2 変わる職場の人間関係 
    3 問われる職場環境 
    4 パワーハラスメントとは何か 
    これまでの発想では対応できない/対応の原則

    第3章 モラールダウンの時代 
    1 “変化?の時代 
    職場が変わる/パワハラは世界的な動き/日本的なパワハラ
    2 職場では、今 
    崩れる職場/企業不祥事はなぜ起きる/誰が笛を吹くのか
    3 ルールなき競争社会 
    責任回避のシステム/アレがダメならコレ/ルールなき競争/競争社会のもたらすもの/崩れはじめた協調性
    4 若者と女性が職場を変えた 
    若者と女性たちの疑問/混乱する職場/職場の葛藤

    第4章 職場の中の不愉快な人たち 
    1 企業の戸惑い 
    問われるリーダーシップのあり方/人事部の困惑
    2 不愉快な人たちとの付き合い方 
    パワハラにはいまだ個人的対策が迫られている/様々な”困った人たち?/相手の性格は変えられない/まず、敵を知る
    3 負けず嫌いな人 
    「負けず嫌い」は欲求不満から/背景には相手に対する差別意識が/「負けず嫌いな人」への対応/「タラレバ法」の効用/「降りる」のも一法/不健全な競争
    4 自己チュウな人 
    誰もが“自己チュウ?だ/“いい自己チュウ”と“悪い自己チュウ”
    相手を認めることから
    5 無責任な人 
    無責任は“役人体質”/“甘え”の体質/無責任上司への対応
    6 重箱のスミをほじくるような人 
    執着心はどこからくるのか/対応策は“ガス抜き”/成功体験へのこだわり

    第5章 相談屋が教えるパワハラ撃退術 
    1 “やられたらやり返す”が基本 
    いじめは弱者に向かう/やられたら、やり返す
    2 人間関係は変えられる 
    相手の構えを崩す/昔話と家庭に弱い人/相手のフィールドで意見は言うな/相手の立場で考える/立場が人を変える
    3 思い込みは変えられる 
    見かけで判断するとき/先入観を裏切る/好き嫌いは相手に伝わる/柔らかい印象で/先入観は期待/先入観は変えられる
    4 対応の仕方で人間関係は変わる 
    言い訳のシステム/原因を考えた言い訳/謝罪の免罪効果/お世辞は媚薬
    褒めることの催眠効果
    5 自分と折り合いをつける 
    自分が変わる/発想を変える
    6 自分だけで抱え込むな 
    専門家の知恵を借りる/緊急対応として

  • 他人事ではないため読んでみた。

  • 結構ひどい職場が多いんだなぁ。ということはわかるけど本当にこの対策で解決するのかな??と思ってしまった。

  • 調停屋として、労働紛争の当事者2者と話をすることで解決してきた専門家による本。なので、法律が云々というより、どちらかというとコミュニケーションによる解決法に重点が置かれている。

  • [ 内容 ]
    職場のいじめ・嫌がらせが激増している。
    生活の糧を得る場で起こるだけに、それは深刻さと悲惨さが際立つものとなる。
    逃れようにも逃れられず、壊れていく人。
    それを周囲で見ている人。
    「苛立つ職場」で誰もが息苦しさを感じている。
    長年、労働問題に携わってきた“相談屋”が職場いじめの背景と「撃退術」を説く。

    [ 目次 ]
    第1章 苛立つ職場(苛立つ職場 壊れる人たち)
    第2章 職場のいじめとは何か―パワハラ最新事情(パワハラ最新事情 変わる職場の人間関係 ほか)
    第3章 モラールダウンの時代(“変化”の時代 職場では、今 ほか)
    第4章 職場の中の不愉快な人たち(企業の戸惑い 不愉快な人たちとの付き合い方 ほか)
    第5章 相談屋が教えるパワハラ撃退術(“やられたらやり返す”が基本 人間関係は変えられる ほか)

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著者プロフィール

一般社団法人「職場のハラスメント研究所」の所長として、行政・企業・大学などで幅広い講演活動を行う。人事院パワハラ問題対策委員を務めたほか、現在は日本教育心理学会スーパーバイザー、千代田区・葛飾区・川崎市などの各種委員会委員を務めている。『〔新版〕パワハラなんでも相談』『職場でできるパワハラ解決法』(以上、日本評論社)、『職場いじめ』(平凡社)、『職場のモンスター』(毎日コミュニケーションズ)など多数。

「2021年 『戦争と性 34号 特集:性暴力のない社会へ──「自分ごと」として考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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