新書399イタリアは素晴らしい、ただし仕事 (平凡社新書 399)

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 61
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582853995

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに惹かれて、数年前から気になっていた本。
    イタリア近郊、スイスのジュネーブから記者としてイタリアを見た視点が、生活エッセイなどとは違った面白さがありました。オリンピックや法王死去の現場裏話なども。
    スパゲティも場所によってはアルデンテの欠片も無かったり、当時のベルルスコーニ首相の失言や意外な支持など、イタリア礼賛一辺倒でないのに読んでいてなぜか憎めないのは、著者がそう感じているから?

  • イタリア人は友達ならマシだけど、
    一緒に仕事する相手としては
    まじ日本人には合わないと思う。
    二年イタリアで働いた身としては、
    まあ当たり前感が強いくらいの内容。
    むしろジュネーブとか入れてくるのが
    逆にうざったい。
    比較論なら比較論で、イタリアと言い張るなら
    イタリアのみにして頂きたい。
    でもなんか憎めないんだよね、イタリア。
    なんだかんだいって遊びにはまた行きたい。

  • イタリア旅行に辺り読んでみた。
    新聞記者としてイタリアで散々な目に遭った筆者がイタリア人を扱き下ろしまくった本。
    余りに悪口のオンパレードなのでイタリア人が怒り出さないかと心配になり、なかなか楽しめませんでした(イタリア人がこの本を読むことはまず無いんだけど)。
    実際にイタリアに行ってみないと筆者が大げさなのか分からないですが、イタリア旅行が不安になりました…

  • [ 内容 ]
    輝く太陽と青い空、古い歴史を物語る遺跡、偉大な芸術と音楽、そして美味しい料理…。
    イタリアは本当に素晴らしい国だ、ただし、そこで仕事さえしなければ!
    究極のマイペース社会に立ち向かった日本人記者が体験する、もはや笑うしかない悪戦苦闘の数々。
    あまりに“イタリア的”な人々と社会の実像。

    [ 目次 ]
    はじめに スイスから見た異次元世界
    序 アルプスを越えれば
    第1話 法王死去と新法王―その時イタリア人は
    第2話 オリンピックはイタリア流運営で
    第3話 なぜベルルスコーニなんて人が首相だったのか
    第4話 英語ができなくてなにが悪い
    おわりに 実はいいかも(?)、イタリア

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • イタリアは素晴らしい。
    それは認める、けれどもちょっと待てイタリア人!

    というツッコミ満載の、仕事を通して筆者が遭遇したイタリア事情がつらつらと語られている。
    実体験をもとにして書かれているので、筆者の主観が主だけれども、非常に共感できて面白いです。

    何事にもおおらかで雑……イタリア、ゆるいな!(笑)

    と、結構笑いながら読んだ記憶が。
    さくさく読み進められました。

  • スイス在住作者の視点から見たイタリア感。イタリアとスイスの比較、初めから勝負になってない。

  • イタリアは何となくでしかイメージがなかったけれど
    この本読んで180度変わった!!

    いい加減すぎ・マイペースすぎ・全世界から浮きすぎ(笑)
    政治界も発言がぶっ飛んでる!

    観光ならいいけど
    住んだり・仕事したりっていうのは物凄く日本人にとっては酷だとわかりました

  • 2008/1
    タイトルどおりの一冊。
    イタリアの隣国のスイス駐在をもとに感じた、イタリア社会とその周辺国の社会について書かれた本。エッセイ感覚で読めば面白い。

  • イタリアでお仕事、苦労物語。
    一度イタリアに自分も行ったことがある。興味を持って読めた。
    スイスと比較して書いてあるのは、筆者がジュネーブにいたからだが、私的にはあまり興味はない。
    イタリアのマイペース、自画自賛っぷりが苦笑いを誘う。
    トリノ五輪の裏話、政治の話などはなかなかに面白かった。
    また行きたいイタリア。

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著者プロフィール

1962年、東京都生まれ。ジャーナリスト、日本語教師。早稲田大学大学院修了後、時事通信社に入社。主に経済・国際関係を中心に記者、編集者として活動。2016年5月までロンドン在住。著書に『あきれた紳士の国イギリス――ロンドンで専業主夫をやってみた』『イタリアは素晴らしい、ただし仕事さえしなければ』(ともに平凡社)。

「2017年 『ブリティッシュロック巡礼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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