日本の15大財閥―現代企業のルーツをひもとく (平凡社新書)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582854534

作品紹介・あらすじ

三井・三菱・住友・安田など、幕末から明治初期にかけて勃興した財閥。第二次世界大戦後のGHQによる財閥解体以降、各産業界の財閥の流れを汲む主要企業がどのような合併・再編を繰り返し、現代企業を形成するまでに至ったのか。企業の足跡をたどれば、ニッポンの未来が見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 父が「都内の有名大に行くならこれくらい知っときなさい」と、『日本の地方財閥30家』とあわせて大学の入学祝いにくれた

    父の予想に反し、母校の関係者は戦後に成功した家のほうが目立つため、財閥の印象は正直薄い(余談だが、大財閥の人らは保守的なのか?地元から出たがらない人も多いっぽい)ので、在学中はそこまでこの本の価値を感じていなかったが、社会人になってから、これを読んでいたおかげで財閥系の企業間の暗黙のルール等の理解が進みやすいと感じることが増えた

  • 本書は財閥を浅く広く概観できるファクトブックです。それ以上でもそれ未満でもありません。私は正直もう少し深い分析というか、財閥横並びの特色や、生き残った財閥とそうでない財閥の違い、などの比較分析みたいなものを期待していたので、期待を外されました。
     この本の使い方としては、たとえばどこかの企業の分析をしているときに、「この企業ってルーツはどこかの財閥系だっけ?」とか、ある企業同士の事業提携の際に「もともと同じ財閥系だったのかな?」などの疑問が起こったときに、さっと取り出してチェックすることはできるでしょう。その意味でファクトブックとしての価値は十分ありますが、それ以上を期待される方にとっては、購入の価値はどうかな?というところです。

  • 系図が好きなのでこの本を手に取りました。
    系図ではないけれど、あの財閥とあの財閥かくっついて離れて…という図は、大好きです。

  • この本を読む前から基本的な知識はあったので、思ったほどは面白くなかった。

  • アプローチはよいのだが、構成がいまひとつ。

  • 三井・三菱・住友など、幕末から明治初期にかけて形成された主要財閥を中心に、戦後どのような再編を繰り返し、現代企業が形成されたかを、企業系統図や家系図と共に記す。 三井・三菱・住友・安田など、
    幕末から明治初期にかけ勃興した財閥。
    第2次世界大戦後のGHQによる財閥解体以降、
    各産業界の財閥の流れを組む主要企業が
    どのような合併・再編を繰り返し、
    現代企業を形成するまでに至ったのか。
    企業の足跡をたどれば、
    ニッポンの未来が見えてくる!

  • 広く浅く日本の財閥、企業史をまとめたもの。知ってる企業の意外なルーツやグループごとの風土を知れたり、三井住友銀行ができたこと(2つの総合財閥内の会社の合併)がどれほど衝撃だったかということの背景を理解できたりと非常に勉強になりました。

  • 335.5 企業系列

  • 現代にいたる企業の流れを知ることができて面白かった。読みやすく、軽く読むことができた。

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著者プロフィール

1963年北海道生まれ。國學院大學経済学部を卒業後、ソフトウェア会社に入社。勤務の傍ら、論文・著作を発表。専門は企業集団、企業系列の研究。2005- 06年、明治学院大学経済学部非常勤講師を兼務。06年、國學院大學博士(経済学)号を取得。著書に『企業集団の形成と解体』(日本経済評論社)、『日本の地方財閥30家』(平凡社)、『最新版 日本の15大財閥』『織田家臣団の系図』『豊臣家臣団の系図』『徳川家臣団の系図』(KADOKAWA)、『三菱グループの研究』(洋泉社)など多数。

「2022年 『徳川十六将 伝説と実態』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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