- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582854718
作品紹介・あらすじ
「アメリカとは何か」。この巨大な謎に立ち向かうことは、日本を考えることであり、自分自身を考えることだ。生まれる前から「反米愛国」少年だった著者が、「鬼畜米英」「ウエルカム・アメリカ」の過去から、田母神論文でも話題となったルーズベルトの陰謀説、核武装論まで、愛国派はアメリカをどう見てきたかを検討する。従属でも、感情的な反撥でも、無視でもなく、今、"闘う"覚悟を持って超大国と向き合おう。
感想・レビュー・書評
-
天皇陛下は開戦時には何も言わずに裁可し、終戦の時は自らの意志を通して聖断をした。
ナチスドイツの制服は格好良くて日本で人気があった。1938年にはヒトラーユーゲントが日本を訪問している。明治神宮に参拝している。
赤尾敏は戦前に唯一東条英機に反論していた。生き方、戦い方が一貫していた。親米だったのではなく、反ソだった。だからアメリカとの戦争には反対していた。
三島由紀夫のことは自衛隊ではなかったことになっていた。当時の防衛庁長官は中曽根で首相は佐藤。
アメリカ人になるという感覚がアメリカ人にはある。在日は日本人になるという感覚がある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
感想未記入
-
[ 内容 ]
「アメリカとは何か」。
この巨大な謎に立ち向かうことは、日本を考えることであり、自分自身を考えることだ。
生まれる前から「反米愛国」少年だった著者が、「鬼畜米英」「ウエルカム・アメリカ」の過去から、田母神論文でも話題となったルーズベルトの陰謀説、核武装論まで、愛国派はアメリカをどう見てきたかを検討する。
従属でも、感情的な反撥でも、無視でもなく、今、“闘う”覚悟を持って超大国と向き合おう。
[ 目次 ]
第1章 「鬼」はどこにいたのか―「鬼畜米英」の描かれ方
第2章 米兵捕虜を殺した人たち―『私は貝になりたい』と『明日への遺言』
第3章 天皇はなぜアメリカとの戦争を認めたのか
第4章 ナチスの「思想戦争」に篭絡された日本
第5章 日米戦争に反対した右翼・赤尾敏
第6章 日本はアメリカの謀略で戦争をしたのか―田母神論文と靖国神社
第7章 六〇年安保とケネディ大統領
第8章 六〇年代アメリカへの夢と反撥―僕らのアメリカ観を変えたもの
第9章 八〇年代からオバマに至る日米関係
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
けっこうつるつると読めてしまったわりには作者は何が言いたかったんだろうと思った。寝惚け気味で読んだからなのか。主張がハッキリしなかったからなのか。うーん。
-
最近、気になる人。かつての右翼活動家ながら、近年はライトとレフトを行き来する。
帯の扇動的文句とは対照に内容は微温的。書く作業と思考の過程が同時であることを示す文体。絶えず思考することの難しさと重要さ。
「誰を敵に据えるか」という問いの下に相が変わる「愛国心」の曖昧さ。「自衛軍を認める九条」と「海外派兵を許可する九条」の決定的な意味の相違。