- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582855920
作品紹介・あらすじ
閉塞感が覆う日本で「行き場」をなくした中高年たちが、成長著しいアジアに「生き場」を見出しはじめている。ある者は日本を捨ててアジアに渡り、ある者は日本に捨てられ、アジアに救われた。アジアでの転職・起業は今にはじまったことではない。だが、海を渡る日本人の意識は確実に変わりはじめている。なぜシニアたちはアジアに渡ったのか。そして彼らの姿を通して見える今日の日本とは-。
感想・レビュー・書評
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行き場?? 生き場??
タイなら生き場があるらしい。
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思索
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複雑な事情を抱えアジア各地に住む日本人を紹介している。読み物としては面白いが、各人の想いをどこまで表せているのだろうか。著者の思い込みの様な記述が多くて気になる。
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東南アジアに渡って、成功とはいえないが暮らしている話。良い本。
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グローバル化により、日本企業は日本人以外の採用を増加している。
それは、すなわち、逆に日本人が海外へ働きに出る(海外赴任のような形ではなく)ことの増加にも繋がっているのだ・・・!
著者はアジアを中心に取材を続けるフリージャーナリストであり、アジアの現状を伝える本として、著者の視点、取材対象者の視点の双方がバランスよく描かれた文脈で読みやすい。
アジアに自らの活路を見い出そうともがく人々の物語の結末は必ずしも成功物語ではない。むしろ、普通に考えたら失敗なものも多い。が、なぜか悲壮感を感じないのはアジアという新興国が持つ不思議な力のせいなのだろうか。
また、日本で仕事を終えた造船技術者が技術を請われて、恩返しとしてアジアで働くストーリーは清々しさを感じた。