- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582855999
作品紹介・あらすじ
医療の国際化や無保険者の急増など、健康保険制度は、その土台から崩れようとしている。だが一方で、日本の皆保険制度は、「世界一」の折り紙がつけられるほど、評価が高い。国民皆保険の達成から半世紀たったいま、「メイド・イン・ジャパンの逸品」を改めて検証する。
感想・レビュー・書評
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国民皆保険達成50周年
保険証があれば安心して病院にかかることができる、
すばらしい社会保障制度。
しかし、国保は自営業者から無職者への保険となり、
一方で高まる医療費をどうまかなうか。
TPP、医療ツーリズムといった興味深いトピックスにもふれられていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第4章の、幕末から昭和36年の「国民皆保険」に至る歴史は、誰でも一度は目を通すべきだと思った。
文献一覧が無いので、マイナス☆一つ -
国民が安心してくらせるための
皆保険だけれど
その保険料が払えなくて
追い詰められている人がいる。
怪我をしても保険証がないから
病院に行かないという子どものエピソードが印象的でした。 -
国民皆保険制度のことを知る上で有用な一冊。
現状に即した制度説明やデータの提示がされており、わかりやすい。
また、少量ながら各国の医療制度との比較にもページを割いており、日本の医療制度を客観的に考える助けとなる。
他国の医療制度については、2010年に財務省・財務総合研究所から医療制度の国際比較レポートが公表されているため、そちらも参考にされたい。 -
2011.9.18読了