新書884新版 死を想う (平凡社新書)

  • 平凡社
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582858846

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  • 詩人石牟礼道子さんと、伊藤比呂美さんの詩を見つめた対談。

    もうお歳の石牟礼さんがなんだか可愛らしく、伊藤さんがリードして話が進む。

    P48お年寄りも「この世に用があって生きている」
    石牟礼さんの人に対する尊敬の念は母からの教え。教えと言っても、行動で示されたものを、受け取って身体の中に備えたもの。

    良か所〜お浄土

    P76それは人間は必ず一度は死ぬから、死にどきというのがあるでしょうから。本人が不本意と思うならそうですけれど、本当になんでも一生懸命な人で、一途というか、嘘がないというか、直情怪行な人でもあったし。
    じゃあ、お父様は「死ぬ」ということに関して不足はない、不満はないと。
    父は、不満あるかもしれないけれど、覚悟の深い、それはなんて言うか
    見事な人でしたから。

    P88死んだ人を見たとき〜
    「南無阿弥陀なんまいだぶ」
    お経じゃない、念仏

    ふつうの言葉にならないとき「南無阿弥陀」

    P95お名残惜しゅうございます
    逝く人の言葉

  • まえがきを読んだだけで、もうなんだか、石牟礼道子さんの世界に取り込まれてしまった。梁塵秘抄、読んでみたい。

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著者プロフィール

石牟礼 道子(いしむれ みちこ)
1927年3月11日-2018年2月10日)
熊本県、天草の宮野河内(現河浦町)で生まれる。母の実家は石工棟梁・回船業も営んでおり、父はそこで帳付けを勤めていた。祖父の事業が破産してから、小学二年の時に天草から水俣の北はずれに移住。優秀な学業成績から、三年制の実務学校(現水俣高校)に進学。ここで短歌を学んだ。卒業して教員養成所に入り、16歳で小学校の代用教員となって、詩と短歌を続ける。1947年に小学校を退職し、結婚。
その後若い労働組合員や詩人・谷川雁と知り合ってから、水俣病の患者の聞き書が始まる。1969年『苦海浄土』を刊行(熊日文学賞、大宅壮一ノンフィクション賞が与えられたが患者の苦患を語る本で賞を受けないと辞退)。水俣病の惨苦を世に広く伝えるだけでなく、「水俣病を告発する会」を渡辺京二さんらと結成して多くの患者とその運動に寄り添い、水俣病訴訟の勝訴に貢献。晩年はパーキンソン病を患って長編作を控えたが、旺盛な執筆意欲は衰えず、数々の作品を記していた。
1973年、マグサイサイ賞受賞。1993年、『十六夜橋』で紫式部文学賞受賞。2002年、朝日賞受賞。同年新作能「不知火」を発表。2003年、『はにかみの国―石牟礼道子全詩集』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
2004年から『石牟礼道子全集 不知火』を刊行、そこで『苦海浄土』の改稿と書き下ろしを加え、第二部・第三部を完結させる。池澤さんが個人編集した『世界文学全集』にも、日本人作家唯一の長編として収められた。

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