- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582859423
作品紹介・あらすじ
東京メトロ・都営地下鉄をはじめ、全国の地下鉄の開業時から現在までを、設計・デザインを中心に振り返る。
遺跡の出土や私有地の買収などの今日までの苦難や、乗客誘導のためのサインやエスカレーターなどの設備の工夫にもふれる。
感想・レビュー・書評
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地下鉄の一般論を語っているわけではなくて主に東京の地下鉄のことを解説している。東京に住んで日々地下鉄を使っている人には面白いのだろうが、なじみがなくて土地勘もないと、解説されてもあまりピンとはこなかった。
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著書では自分が利用していた駅が多数紹介されていて、「あの駅にはそんな工夫があったのか」、「あそこにはアートがあったんだ」など隠れた(地下だけに! )地下鉄の秘密を紹介している。駅というとたいていは急いでいて通り過ぎるものという認識が自分の中にある。駅の中には見どころが数多あるのだなと、ちゃんと見ていないことに後悔している。特に、コロナ禍では地下鉄を利用する機会が激減した。今度地下鉄に乗るときは、いろいろ確認したい。車中で寝ていたり急いで通路を歩くのはもったいないね。
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土地の上空に権利が無いのと同様に、地下の権利もないと思っていたがあるそうです。
そのため、地下掘る時には地権者との交渉が必要で、それが面倒なので道路の下に掘ることが多いとのこと。
https://seisenudoku.seesaa.net/article/481391193.html -
日本で最初の地下鉄は銀座線です。造られて
から100年以上経っています。
当然その間の土木技術の進化により、製造工
程なども大きく変化しています。
今はモグラのように地下を掘り進むシールド
工法というものですが、銀座線は地上を掘り
起こして、路線を溝のように造り、後から道
路にフタをして完成という流れであったとか。
この本ではそういった地下鉄の建造に関わる
内容から、実は駅によって色々な美術工芸品
が飾られている点に言及するなど、毎日利用
していながら、気にも留めていなかった部分
に光を当て、気付きを与えてくれる一冊です。 -
話題を東京の地下鉄に絞った方がよかったのかな。
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加古里子『地下鉄のできるまで』(福音館書店,1987年)を思い出す。
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是非地方の地下鉄にも焦点を当てて欲しい。