官僚と国家: 菅義偉「暗黒政権」の正体 (970) (平凡社新書 970)

  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582859706

作品紹介・あらすじ

森友・加計問題、日本学術会議会員の任命問題、そして総務省の違法接待問題……。
安倍政権から菅政権にかけて、「政と官」をめぐる事件が続出している。
政治家と官僚の関係はなぜここまで歪になったのか。
これらの問題の根底には何が横たわっているのか。
政治家の劣化と官僚の弱体化、メディアの翼賛化。菅政権による官僚支配の実態を暴く。

感想・レビュー・書評

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  • スカは、
    「アベのようなボンボンボンクラでも好き放題出来たのだから、頭の良い(?)俺はもっと巧く遣る。」とか思ってそうだな、、、

    官僚と国家 - 平凡社
    https://www.heibonsha.co.jp/book/b553222.html

  • これを読んだら菅さんも橋下さんも、、、嫌いになりますねぇ。

    官僚の方々頑張ってください。

  • ●国鉄民営化は中曽根康弘、郵政のそれは小泉純一郎が推進した。役所の悪いところと会社の悪いところを併せ持っているのが電力会社である。
    ●安倍さんは、自分が本当に関心があること以外は、ほとんど関心も知見もないんです。安保や憲法改正、オリンピックとか。それ以外は官僚のやりたい放題。
    ●影の首相だった経産省の今井尚哉。森友事件の文書改ざんアベノマスク、給付金事業の電通・パソナへの丸投げなどにの濃厚に関わったと言われている。
    ●優秀な官僚の政治家に対して恩を売っていく技術がすごい。陳情をひろう。
    ●安倍さんが、政治家と官僚の倫理観のハードルをめちゃくちゃ下げたというのが根本の問題。それは菅に引き継がれている。
    ●竹中さんは、流行の経済理論などのエッセンスを素人でもわかるように、しかも面白おかしく聞かせる。特に官僚、族議員や特定の利益団体を悪者にして、改革に抵抗する者を悪者に仕立て上げ、全体を勧善懲悪のストーリにするのがすごくうまい。
    ●一番頭が良くて、人の上に立つ人間なんだと言うことを確認するために役人になるような人が意外と多い。少なくとも2000年頃まではそういう人がとても多かった。天下りと言うのは安月給を後から取り返すと言うだけの話だから、全くやましいところがない。と言う考え。
    ●電力料金が安くなったら、他の企業利益が出るはずですから、携帯料金を下げるなんてこととは桁違い。

  • 森友・加計と赤木ファイル
    日本学術会議会員の任命拒否
    総務省の違法接待
    脱原発と電力改革のタブー……

    続出する政と官をめぐる問題

    元改革派官僚の評論家と反骨のジャーナリストが前政権、現政権による官僚支配の実態を明らかにする

    ・菅の頭は竹中平蔵の借り物
    ・「影の首相」だった今井尚哉
    ・岸井成格は菅に「殺された」
    ・菅は「報道ステーション」をどうつぶしたか
    ・安倍流ルールは「逮捕されなければいい」
    ・赤木さんは強い人だったから闘えた
    ・佐川理財局長は出世を計算した ──見出しから抜粋

    官の衰退とメディアの弱体化の裏で進行する「官邸独裁」を実名で生々しく語る

    佐橋滋のような“異色の官僚”はもう出ないのか

    再生30万回を超すYouTube「デモクラシータイムス」の対談を収録
    現在進行形の刺激的な新書、2021年4月刊

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著者プロフィール

1955年、長崎県生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。産業再生機構執行役員、経済産業政策課長、中小企業庁経営支援部長などを歴任。2008年、国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、急進的な改革を次々と提議。09年末に経済産業省大臣官房付とされるも、11年4月には日本ではじめて東京電力の破綻処理策を提起した。その後、退職勧奨を受け同年9月に辞職。著書・メルマガを通じ活発に提言を続けている。『官邸の暴走』(KADOKAWA)、『日本を壊した霞が関の弱い人たち』(集英社)など著書の累計発行部数は100万部を超える。自身が企画・プロデュースし、本書が原案となったドキュメンタリー映画『妖怪の孫』が2023年3月に公開され、大きな話題を呼んだ。





「2023年 『分断と凋落の日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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