日露戦争の時代 日本文化の転換点 (1021) (平凡社新書)

  • 平凡社 (2023年1月15日発売)
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  • 本 ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582860214

作品紹介・あらすじ

日露戦争勃発以前から大正時代にかけての複雑な情勢下にあった日本は、文化が大きく変容を遂げる時期でもあった。文学・思想など様々な視点から、その変容を総合的に描き出す。


《目次》
序 章 二〇世紀日本の進路を決めた戦さ
第一章 日露関係、前史
第二章 文化ナショナリズム、その複合的展開
第三章 日本の生命主義、その出発
第四章 日露戦争へ
第五章 日露開戦から韓国併合まで
第六章 明治の終焉と大正デモクラシー
第七章 修養と情緒耽美
第八章 日本の人文学─ その出発
第九章 西田幾多郎『善の研究』のことなど


《著者紹介》
1947年山口県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。国際日本文化研究センター及び総合研究大学院大学名誉教授。著書に『「生命」で読む日本近代』(NHKブックス)、『日本人の自然観』『『死者の書』の謎』『歴史と生命─西田幾多郎の苦闘』(以上、作品社)、『日本の文化ナショナリズム』『戦後思想は日本を読みそこねてきた』『日本語の「常識」を問う』『入門 日本近現代文芸史』『日記で読む日本文化史』『満洲国』(以上、平凡社新書)、『日本人の生命観』(中公新書)、『自由の壁』(集英社新書)などがある。

感想・レビュー・書評

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  •  文化史と、前後も含めこの時代の通史とが半々の内容。前者は自分の知識不足が原因なのだが、抽象的な思想面が主で、かつ個別各論を詳細に記述したりと、理解が難しかった。またところどころに著者の個人的感想も入ったりで、趣味に走ったのではないかとすら思う。
     著者の専門外である後者は、基本的には淡々とした通史の記述だが、露館播遷を10日間としたり、義和団事件を洋務派官僚対帝政保守派としたりと、事実関係で気になる記述もあった。
     盛り込み過ぎで新書としてはやや厚めになっており、焦点を絞って整理した方が自分には読みやすかったと思う。

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著者プロフィール

1947年生まれ。人間文化研究機構/国際日本文化研究センター名誉教授。総合研究大学院大学文化科学研究科名誉教授。

「2015年 『宮沢賢治 氾濫する生命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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