- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784583105741
感想・レビュー・書評
-
広島カープの大野豊と達川光男の「黄金バッテリー」が、名勝負の裏話、チームメイトへの思い、野球哲学などを熱く語る。
二人は同い年で、共に5度のセリーグ優勝、3度の日本一という正にカープの黄金時代を支えた。
達川の広島弁丸出し、大野の優しい語り口調がそのまま再現されていて、ほんわかとした気分になる。
豪快な達川、謙虚な大野というイメージを持っていたが、二人とも、気配り上手、結果よりもプロセスを重視する努力家という面も強く感じた。
本書が発刊されたのは2013年6月。この時点でカープは20年以上優勝から遠ざかっていた。対談の最後は、「絶対あきらめないというカープ魂で、優勝してほしい」という二人のメッセージで締めくくっている。
その思いが通じたのか、3年後カープは見事に25年ぶりのセリーグ優勝を果たしたのである。
!(^^)! -
最近は、カープ女子や広島カープ芸人などの活躍で、2013年はAクラスに入った広島カープ黄金時代のバッテリー、大野豊氏と達川光男氏の対談本。
プロに入ってからの苦労や当時の先輩や後輩、同僚たちや好敵手の落合の話など、球界裏話的な話もいろいろと載っている。あとは、なんといっても二人ともカープが好きなんだなあと感じさせられる愛情が詰まった本だった。
殆どの話は大野氏の著作などでもわかるが、やはり対談本として、達川氏が墓場まで持っていくつもりだった話の暴露など長年の友人だからこそ話せる話も入っており、読後にちょっと心が温かくなった。 -
お二人の会話をそばで聞いているかのような構成で、とても楽しく読めました。
吹き出すところもあれば、達ちゃんの「はじめに」で泣きそうになり。本編まだなのに…
日本全国いろいろなところに行ったけれども、広島が一番住みやすいと大野さま。
住んでみたいなあ… -
カープファン必読!特に僕らの世代にはストライクど真ん中!
時代が“カープ的なるもの”に目を向け始めている予感がします。
大野も信用組合から...
時代が“カープ的なるもの”に目を向け始めている予感がします。
大野も信用組合からテスト入団した選手であり“カープ的なるもの”を象徴する人物ですからね。