プロ作家養成塾―小説の書き方すべて教えます (ベスト新書)

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  • ベストセラーズ
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レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584120392

感想・レビュー・書評

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  • 新人賞をとるためのノウハウ本。技術というより心がけとしてのアドバイスは参考になる。
    例えば
    視点変化や時点変化は用いない(読者が混乱しないように)
    出来事の順通りに話を進める(読者が混乱しないように)
    無駄を省き中身の詰まった原稿を書く
    セリフのあとの「と言った。」は避けて出来れば「と怒鳴った」など感情をつけるなどをする
    1つの文章で用いる動詞は4つまで。物語が盛り上がる部分はテンポアップして3つないしは2つまでとする。簡潔にわかりやすく。
    すでに慨出の物語のパクリにならないようにする。オリジナリティをだす。且つキャラクターをリアリティあるものにし読者に共感、体験してもらえるようにする
    閉じカッコの直前の。は入れない。

    等々。

    参考書としても用いることができるだろう。

  •  若桜木虔の名は知っていたが、小説を書いているとは知らなかった。大沢在昌とは異なり、この本ではとにかくデビューすることを勧めている。
     新書版の体裁で「小説の書き方すべて教えます」とは大言壮語に見えたが、結構ツボを突いている。ダメ文章を挙げて、「こう書けばよい」と見せてくれる修正の手本は実に鮮やかで、なるほどと唸ってしまう。
     多くのファンを持つことができれば、ファンというのは一冊が気に入ればその作家の書いた他の本も一通り読みたくなるものなので、過去に出した本も売れていく。大家と呼ばれる作家が高収入を得られ続けるのもそういう背景があるからだとの解説に納得。

  • ・誰でも熟知していることを書くな。書いても最小限にとどめろ。
    ・枚数に見合った人物と時間経過を設定する。
     五十枚までなら三人で二日以内
     百枚までなら四人以内で一週間以内
     二百~三百枚は半年以内、六人以内
    ・同じシーン、人物は2つ続けて出さない。
    ・短編賞は応募数が多いから競争激化。
    ・短編は出し惜しみしない。
    ・選者は辛抱して読んでくれない。
    ・「~と言った」は使わない。売れた後のプロなら使っていいい。新人は使っちゃだめ。「ささやいた」「呟いた」「怒鳴った」「わめいた」「早口でまくしたてた」「泣き落とした」など登場人物がどんな言い方をしたのか、きちんと区別して表現する。
    ・動きのあるシーンでは、体感時間は現実よりも長くなる。
    ・極力人物を主語にして書く。
    ・既成のプロ作家と同じ手を使わない。プロ作家をマネするなら、デビュー当初の作品にする。
    ・人物は知り合わせるな、新環境に慣れさせるな。知り合う過程の描写だけで枚数を取られる。知り合わせた状態にして、人物の内面を描く。見慣れていないシーンで始める。冒頭で主人公の魅力を端的に伝える。
    ・知り合わせたり、新環境に入らせるなら、そのこと自体が、事件解決の重要ポイントになるよう絡める。
    ・日本人はコメディーを低く評価する。笑いよりは泣きが評価される。
    ・新聞全社が取り上げる記事を小説にしない。またかと思われる。一社だけが小さく取り上げた記事なら題材にしてよい。
    ・プロットを作った後、コメディーとシリアスどちらにもすすめるなら、シリアス路線で書く。
    ・時代小説において、歴史上の人物の生年月日、死亡年月日は変えてはならない。死亡地、死因は変えてよい。通説と異なる場合はその理由をちゃんと書く。風俗習慣に関して嘘を書くことは許されない。架空の人物は登場させてよい。現実に存在しない怪物や実際に不可能な魔術、忍法を使う場合は、応募する賞によって傾向が違うのでよく調べること。
    ・新人賞は選考委員を納得させるオリジナリティーが最優先だが、持ち込みは編集部に売れると思わせる面白さが最優先。
    ・SFの場合、既存のSFカラーを脱却した作品を目指すべき。映画化された作品は全て既存のカラーに当てはまると考えてよい。

  • まず自分の情報全力で出して興味を引かないとね。
    回想シーンを用いるな・・・×
    時系列・神視点→×

  • 作家としてジャンルを問わず著書を出し続けている作家による、文学各賞を受賞して作家として独り立ちするための実際の著書の書き方を綴った一冊。

    日本で作家を目指す人にとっては必読の書。

  • さて、私はこの方の人となりは知らないので内容の感想のみ。
    これから小説を書こう、応募しようという方にはとてもよい内容だと思います。
    もちろん、この手の本にあるように内容には一部偏りがあります。
    すべてがすべて“その通り”ではないですが
    基礎力をつける、今まで何もこういった本を読んだことのない方にはオススメ。

    書いてあることの一部は「当たり前」の内容もありますが
    漫然と書いていた方にはとても参考になるかと。

    いやでも、こういう系統の本はたくさん読みこんだほうがいいです。
    どれだけ読んでも共通する部分と言うのを見つけるのが楽しいです。

  • これから初めて小説を書こうとしている方向けの技術本。

    何に気を付けて書けば、良質な物語を書くことができるかが、よくまとまっている。

    なので、まずはこの本と比較検証用にもう1冊(WEBサイトでも良い)読んだ上で、じゃんじゃん小説を書いていけば良いのでは。

    あと、巻末の解説では、鈴木輝一郎、という方が、「ハウツー本で重要なことは、著者の業績を検証することである。」と述べているが、全くそのとおりだ、と思った。

  • 実用的というか、知りたいことを教えてくれるというか。良い本です。

  • 文章が下手ではないか!
    と泣きそうなショックを受けたw
    でも何かと参考になるような、ならないような微妙な言い回しと、絶対友達にはなりたくない人間性には感服。

  • うーん。この作者自体は文章下手よね?w

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著者プロフィール

1947年静岡県生まれ。東京大学大学院生物系博士課程修了。
速読法の指導中に、多くの生徒の視力が向上していることに気づき、「視力回復トレーニング」の理論をまとめる。
専門であった遺伝子学の知識を生かし、医学・遺伝子学に関する著書を多く執筆。
また、作家としても活躍。筆名を使い分けて800冊以上の著作がある。

「2019年 『1日1回!大人と子どもの目がよくなるすごいクイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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