松陰と晋作の志: 捨て身の変革者 (ベスト新書 76)

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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584120767

感想・レビュー・書評

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  • 吉田松陰と高杉晋作の人生を簡単にまとめて教訓を引っ張ってくる感じの本。大きい字でわかりやすく書いてあって、小中学生向けの本かな。
    学問は公のために、机の上の学問でなく実際に目で見て耳で聞く、頭捻るだけでなく行動する、陽明学の良知の概念など、著者が描く松陰と晋作に共感するところもあったんだけど、なんにしても二人ともエクストリーム過ぎる。
    潔癖さとかも大事だろうけど、実際世の中を変えようと思ったらそれだけではいかんだろう。譲れない一本の芯と柔軟さがホントに大事だと思う。世の中を変えるなら下げたくない頭を下げてでも上に昇っていかなきゃならないときもある。自分の美学に殉じて死ぬのは簡単なことだ。松陰の場合も「死して不朽の見込みあらば」ってより長州に幕末のイデオロギーのために作られた名声って点が大きいように感じる。

  • 談話調で書かれていて、またちょっとしたエピソードも書かれているのでとても楽しめます。

  • 「面白き、事もなき世を、面白く」
    ウチの親父殿も大ファンです。

  • 一坂太郎氏愛してる・・・村塾の逸話もちょこちょこ入っててめっちゃ好き

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著者プロフィール

一坂太郎

萩市立博物館高杉晋作資料室室長。1966年兵庫県芦屋市生。大正大学文学部史学科卒業。歴史研究家。著書『幕末歴史散歩 東京篇』『同 京阪神篇』(以上中公新書)、『高杉晋作』(文春新書)、『坂本龍馬を歩く』『高杉晋作を歩く』(以上山と渓谷社)、『司馬遼太郎が描かなかった幕末』(集英社新書)、『わが夫坂本龍馬』(朝日新書)ほか多数。

「2020年 『暗殺の幕末維新史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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