図解「武器」の日本史: その知られざる威力と形状 (ベスト新書 115)
- ベストセラーズ (2006年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584121153
作品紹介・あらすじ
金砕棒、毛抜形太刀、飄石、鼻捻…。多様極まる日本の武器カタログ。
感想・レビュー・書評
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第3章 刃で斬り・切っ先で突く武器
剣
七支刀
環頭太刀
黒作太刀
蕨手刀
毛抜形太刀
太刀
日本刀の製造①②③④
打刀
小柄・笄
脇差
短刀
剣法と武芸詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
たとえば、大身槍――「世に有名な大身槍といえば、なんといっても『黒田節』の歌で知られる日本号の槍である。」――持ち主の変遷が面白い。室町後期の正親町天皇、足利義昭、信長、秀吉と渡って日本号と名付けられた。福島正則が拝領、黒田家臣・母里太兵衛がみごと大杯を飲み干して手に入れたとか。気楽に眺めるカタログ的な新書なのだけど、こういうお話に出会うと得した気分。
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「武器」という響きは男の子にはぐっとくるね。逆らいがたい魅力がある。
本書は日本史(戦国時代くらいまで)に登場する武器をその用途で分類し、使い方や歴史を紹介した本。イラストを見るだけでも血湧き肉躍る感あり。
個人的には忍者の武器の個所が好きだったな。 -
近世までの日本史上で、実戦で使われていたとされる武器類が、叩く・突く・斬る・投げる・撃つ等、使用方法によってジャンル分けされ(果ては捕物で使われる縄や鎧兜まで)種類豊富に紹介されています。基本的にそれぞれ1ページほどの紹介ですが、詳細なイラストが添えられているのでどのようなものだったのかは理解できます。武器に詳しくない私には初めて知る物も多く、とても新鮮に読むことができました。ただ、ちょっと詳しくなってしまったので、今後は半端な時代劇を見たときにツッコミをいれてしまうようになってしまうかもしれません。