- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584121405
感想・レビュー・書評
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筆者は日本プロスピーカー試験に過去最高得点で合格された様で、本書は人の話し方による相手の受け止め方を踏まえた上での、人生やビジネスを成功に導くための話すスキルを満載している。
普段何気なく使ってしまいそうな失敗話法や、逆に相手の気分を害さずその気にさせるような成功話法、その使い所をうまく例示している。
何より本書を読んだ後に感じるのは如何にこれまでの自分が「とりあえず」な言葉を沢山使ってしまっていたかだ。きっと恐らくは聞き手に適当でその場凌ぎの人間と思われてきたのではないか。そう言った失敗を繰り返さない為にも一読の価値はある。
筆者は営業を長年やってきて、たくさんの部下を抱えてきた様な人だから、特にビジネスでリーダー的な位置で振る舞う人にとっては、一人一人のやる気を引き出し、チーム力を上げる即効性もありそうだ。何より、部下が失敗してしまったケースや前向きになれない時、自信を失った時に、上手く自然に持ち上げることに役立つ。
あまり多用しすぎるとわざとらしい面も出てしまいそうだが、何も語らずましてや逆効果になる様な言葉のリスクを低減できる。
私の職場でもより良い人間関係、風通しの良い職場、モチベーションアップに人事が躍起になっている。実際に効果も上げ始めていると感じるが、更に一人一人がこうした話法を使いこなせたら(全員が同じレベルに習得すると逆にカオスかもしれない)、営業成績も上がり、上司部下の関係も更に良くなると感じる。ポケットサイズにして引き出しに入れておきたいような内容である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルの「したたか」の意味が読み始めてわかった。
ここで紹介されている言葉のいくつかが、ちょっとあつかましいというか、あまり実践的ではない気がしました。
ただ、SOS話法とかは、自分の弱さをさらけ出すっていう意味で、けっこう人間の本質的な部分なような気がしました。
あとは、きちんと目を見て話す、名前を呼ぶ、当然のことにも思えるけど、むずかしいこと。 -
話法、実際のセリフパターンが載っているので活用し易い。少々、軽い感じがする箇所もあるし、女性に対しての対応パターンも多い感じがする。男性に対しての対応パターンももっとあるといいなと感じた。
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まぁまぁ。
会話のヒント集って感じです。
販売の営業をしてる人には、ヒントになるかも。 -
失笑を禁じえない一冊。
プロスピーカーだかなんだかの会話術についての本だが、その大半は厚かましいセールスマンが客を仕留めるための言葉や口達者で生意気な人間が単なる言葉の攻撃で相手を黙らせるための言葉が書いてあるだけに過ぎず、どう考えても聞こえが悪いようにしか思えないフレーズも多々見られる。しかも著者の先入観や偏見が多様に含まれており、「〜すれば〜するに違いありません」という記述が非常に滑稽なものに思えてくる。個人的に著者の話術を見習い、実践に生かしたいとは思えない。
このおばはん、こうやって人を絶句させてきたんやろなwww -
男性向け「SOS話法」、女性向け「AUTO話法」など
すぐに使えるコミュニケーション改善技がふんだんに。
さらりと読んで辞書代わりにも使えます。
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200803/初対面ではどっしりとした野太い声で信用をつかむ/「○○さんの力を貸してもらえないだろうか」/容姿のほめ言葉はSSS「素敵・さわやか・さっぱりしてる」/決断を促す営業トーク「もし半年前に始めていたら、今どうなっていたでしょうか」/松竹梅話法「月々2万円のと1万5千円のと1万円のとがありますが、どれがいいですか」/挨拶する時はいちいち名前を呼ぶことで好かれる「○○さん、おはよう」/人の意見を否定するときはまず「私も最初はそうかと思いました」
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【目的】:好かれるための話し方のヒントがほしい。<BR>
・相手の5つの基本的欲求を満たす・くすぐる。生存、愛と所属、力、自由、楽しみ。<BR>
・SOS話法。すごい、教えて、さすが<BR>
・オートマチック話法。ありがとう、嬉しい、助かる、おかげで。喜怒哀楽、感情を表す。<BR>
・3S話法。すてき、さわやか、すっきりしている。セクハラにならないほめ方。似合うね。新しいね?<BR>
・アポ取りには「だったら話法」。「(予定がガラガラでも)○日だったら予約をおとりできます。」<BR>
・人間味を出す。なつく。「〜さんがいないとさびしい。」<BR>
・信頼感を与える。語尾明瞭。言い切る。即答。小数点1桁までの数字を言う。<BR>
・「どうぞご無理のないように。」(「頑張って」は×)<BR>
・あえて恩着せがましいことを言い、裏の努力も示す。<BR>
・部下には1対1で接し、それぞれの能力を認める。名前を呼ぶ。<BR>
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#「ご苦労様」はよくないという指摘は、驚きだったが、よく理由を示さないと形式的なねぎらいと受け取られると納得した。<BR>
#最後のセールス・トーク、会議トークは、けん制や心理テクニックの印象で、個人的には使いたくない感覚だが、営業マンならかなり役立つのではないか。<BR>
#相手の欲求に応えることが好かれるための基本だと理解したが、そのためには思いやりや想像力といったテクニックを超えたものが必要なように思う。<BR>
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