こうして新地名は誕生した! (ベスト新書 183)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584121832

感想・レビュー・書評

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  • 半年前までの私なら膝を叩いて「そう、その通り!」と絶賛していただろう。
    しかし、言葉ってのは時代でどんどん変わっていいという意見に変わった今の私には、何をこの人はここまでムキになるのか読んでいて笑えてくる。そりゃさすがに「太平洋市」だの「南セントレア市」だの「四国中央市」といった地名をつけらそうになったり、実際につけられた地元住民はたまったものではないだろうが、昔ながらの地名を大事にしすぎたり、復活させようとする著者の姿勢は学者のたわごとにすぎない。歴史上の地名の変化を研究しておきながら、現在の変化には了見の狭さを感じた。
    私の新地名に対する意見としては、日本の地名なんだからせめて訓読みでつけて欲しいという一点のみだ。

  • 2008/4
    地名の伝統を守る流れから自治体の合併で起きた新地名に対して批判的に書かれている。確かに、新しい地名はおかしいものが多いが、かといってだから古くから伝わる地名が一番という考えにも疑問を感じる。

著者プロフィール

1941年、岡山県生まれ。京都大学文学部史学科(地理学)卒業。出版社勤務の後、編集・著述・評論活動に入る。「地名情報資料室・地名110番」主宰。著書に『この地名が危ない』(幻冬舎新書)などがある。

「2015年 『日本の地名 由来のウソと真相』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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