大学で何を学ぶか (ベスト新書)

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  • ベストセラーズ
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本棚登録 : 296
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584122303

作品紹介・あらすじ

大学はこれからの自分の人生について考えるところである。"なりたい"から"なれる自分"に、自分を高めるためのキャンパス・ライフ。

感想・レビュー・書評

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  •  この本で述べられている内容は、胸にとどめておいて損は無いものであるとは思う。
     しかし後述するような、読み進めていくと引っかかる部分や荒削りな内容も多く、自分はその内容をなかなか素直に受け取ることはできなかった。さらっと呼んで要素要素を抽出して、頭に残していくほうがこの本の場合、自分には適していたのだろう。

     『だいたい、そうした発言をするのは、有名大学教授は駅弁大学の教授よりえらいと決め込んでいる人々なのである。』(p174-175)

     この文章を見たとき、もうこの本を読むのはやめようかと思った。
     筆者は「駅弁大学」が地方国立大学を揶揄して言う場合にも使われる言葉だということを知っているのだろうか。特にこの本では、学歴を絶対視してはいけない、大学に何の目的も無く、ただ大学名に惹かれてはいるのはよくない、などと繰り返し述べられている。その文脈の中で「駅弁大学」という単語が出てきたことに目を見張った。生徒の発言を引用した形でこの文章は書かれたのかもしれないが、それにしてもそのような別称を使うべきではないだろう。
     こうした著者の偏見、凝固してしまった価値観はほかにも散見される。
     偏見を持ってはいけない、自分の価値観を絶対視してはいけない。そのようなことを著者がこの本の中で繰り返し述べているのにもかかわらず、である。

     『恋人のいない女性ほど、この世にいないような理想的な男性について語る。』(p181)
     文章中では比喩として用いられているのだが、事実かどうかは別として、はたしてここでこの比喩である必要があったのか。単なる筆者の愚痴が混ざっているのではないか。ほかにもこのような愚痴の混ざったような比喩や文章が何度も目に付いた。

     『人間的魅力のない学生が、いくら教授の部屋を訪ねたり、研究室の扉をたたいたりしたところで、教師から伝わってくるものは期待できない。』
     教授と学生の関係はなにも特別なものではない、普通の人間同士の、パーソナリティの問題だ、という文脈の中で唐突に現れる『人間的魅力』。 『人間的魅力』についての説明は、見受けられない。

     また、著名人の言葉を引用して自分の説を強めようとする方法はこうした本でよく用いられるが、この本はやけにそれが多い。そしてそれは、本文中の筆者の主張に照らしてみれば、自分の主張に自信が無いから、ということになる。

     最後に加筆されたという第6章。
     文章の荒さが内容を捉えにくくしている。これならむしろ箇条書きにしたほうがよかったのではないかとさえ思う。
     本文全体を通して著者の述べることはあくまで多くの見方があるうちのひとつであるのだろう。にもかかわらず筆者の主張が絶対で、ほかはすべて間違いであるかのように述べられている部分がいくつかあるのは注意していたほうがよいかもしれない。

  • 代返しろ、つまらない授業を切れ

    皆はどんな大学の過ごし方をしているのか?

    大学生の身分を確保してもらった
    授業
    寮の友達の部屋
    サークル
    勉強
    友達の家に泊まりに行く
    麻雀
    ノートの取り方
    やり切る
    遊びきる
    勉強も

  • <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=291810

  • 198円購入2017-11-15

  • 大学生の内にこの本を読めたことは幸運だったと思う。大学にまつわる話が多くのエピソードと共に主張を交えて掲載されている。この本の感想には幾分偏った意見があるというものが散見されるが、作者の主張なのだから偏見があって当然だと思う。全員が納得できる一般論なら本を通して読む価値は無いのではないだろうか。
    「自由とは自分にとって価値あることに自分を捧げることである」など心に留めておきたい言葉が多数あった。
    大学生という身分が人生の中でどのような役割を果たすのかを考えるきっかけとしては十分であると感じた。

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 377.04//Ka86

  • TRY
    獲得の時代
    毛沢 何かをなそうとする人間は、金が無く、若くて、且無名でなければならない。
    大学にくれば何かあると思っている人間は、結婚さえすれば幸せになれると思っている女性と同じだ。
    人間は、確かに一方では変化を望んでいる。しかし、現実に其の変化が目の前にあると、自分でも驚くほど尻込みしてしまう。P28
    ルビコン川を渡ったシーザーは英雄である。
    人は相談しているとき、何か其の苦しさを避けられると思っている。
    それをはずすか、間違ったまま愚痴を言って暮らすか、ということである。

    目的を失った人間は、手段を目的にすりかえて生きていく...

  • 自分の信念を持って臨むべし。
    学ぶ意欲を、

  • 新刊の割に何やら懐かしいというか昔読んだ覚えがあると思ったら、1979年発刊のもの加筆再構成だったらしい。
    記憶は定かではないが、まさに大学生になったときに読み、大いに刺激を受けた気がする。
    なかなか現代の大学生の心に響くのは難しいのかなと思うけれど。
    昔は良かったというだけでは、何も進歩は無い。
    さて、どうするか・・・

  • <閲覧スタッフより>
    何のために大学へ行くのか?大学で何を学ぶべきか?など大学・学問に関する疑問や不安に答えた1冊です。
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    所在記号:新書||377.9||カト
    資料番号:20102018
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著者プロフィール

1938年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業、同大学大学院社会学研究科修士課程修了。現在、早稲田大学名誉教授、ハーバード大学ライシャワー研究所客員研究員、日本精神衛生学会顧問(元理事)。ニッポン放送系ラジオ番組「テレフォン人生相談」のレギュラーパーソナリティを約半世紀つとめている。

「2018年 『怒ることで優位に立ちたがる人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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