- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584122952
感想・レビュー・書評
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最後の詩、やばい!
文体はやや偏りあり。 -
「社会がしてくれるものなら、何でももらっておこうというのは、乞食根性になっている証拠です。」
「老年は中年、壮年とは違った生き方をしなくてはいけない。このことをはっきりと認識することが自律のスタートです。」
「定年後は自分のしたいことだけをして余生を送ればいい、という時代は過ぎ去った気がします。」
「何も見ず、だれにも会わず、何事にも魂を揺さぶられることがなかったら、その人は人間として生きてなかったことになるのではないか、という気さえします。」
「若くても、他社への配慮がなくなったら、それが老人なんですよ。」
「何もかもきれいに跡形もなく消えるのが、死者のこの世に対する最高の折り目正しさだと思っているからです。
「孤独と絶望は、勇気ある老人に対して『最後にもう一段階、立派な人間になって来いよ』といわれるに等しい、神の贈り物なのだと思います。 -
もっともなことだと思う。自分でやれることはやる。
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覚悟する潔さは見事!
私も、かくかっこよく
老いていきたい。 -
年の取り方を知らないわがまま老人に対する苦言がたっぷり。
仰ることはほとんどごもっともで、ご立派すぎてグゥの音も出なくなってしまいます。
身の回りにもこの書を読んでもらいたい老人はたくさん居るのですが、そういう人に限って、読書とは程遠い人ばかりなのでどうしたものか・・・
自分自身に当てはめて振り返ってみると、「家事をほとんどやらない」といったあたりでお叱りを受けそうな点はありましたが、大甘採点で、概ね「才覚」は出来ているんじゃないかと感じました。
(2011/11/17) -
家にあったので手にとってみた。
曽野綾子さんの小説は、
何冊か読んだことがあります。
信じるよりどころがあることを羨ましく思っています。
自分がいなくなるということは、
素直に受け入れられそうだけど
病気については、自信がない。
そうあっさりと言い切れるものかな。
もう少し老いを重ねたら、分かるのかな。
才覚を身につけるために
本を読んだり、人と話したりして
勉強したいです。 -
「その時々、その人なりのできることをやればいい」
「「何をしてもらうか」ではなく「何ができるか」を考える」
「分相応、身の丈にあった生活をする」
「引き算の不幸ではなく、足し算の幸福を」
「跡形もなく消えるのが美しい」・・等、納得させられた。 -
若者が読んでも、読み応えのある内容です。年長者こその振る舞いのあり方を説いていますが、若者にも通じる内容でためになりました。また、高齢者に対する心構えも考えさせられます。
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曽野綾子さん、最近此の手の本だしすぎ。良い本と思います。が、この種の本何冊も読まなくてもいいかな。