江戸東京の地名散歩 歴史と風情を愉しむ (ベスト新書 373 ヴィジュアル新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584123737

作品紹介・あらすじ

日本橋、道玄坂、鮫洲、麹町…江戸の地名の由来から見えてくる、歴史に文化、庶民の暮らし。散歩はもちろん通勤もグっと楽しくなる江戸歩きガイドブック。

感想・レビュー・書評

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  • 東京を江戸で巡りたい時は、今や流行の「地形」と「地名」がたよりになる。ある意味、今の東京に、それ以外に、江戸を訪ねるすべは無いのかもしれない。今人気の「坂」の魅力は、まさにそういう事情から生まれているのだと思う。
    この本も「坂」から始まる。江戸を歩く入門は坂なのだ。「橋」がある。ならほど、江戸の流通の大道は「川」だった。川と橋、ここにも確かな江戸が隠れている。そういう風に、地名を軸に、町人文化、武家、暮らしぶりと進んで行く。名前から、その周辺の歴史的な考察に進み、手際よく簡潔に語られている。そうして、読み終わってみると、江戸の名所がほぼ網羅されていた。うまいなぁ!
    各所でこんな風に案内できたらいいなぁ!、と思う。案内する時は、該当のところを丸暗記して行こうかなと、思う。

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著者プロフィール

函館市生まれ。編集者を経て現在は歴史作家。歴史の意外な側面や人物のもう一つの顔に焦点を当て、執筆を続けている。著書に『江戸東京の地名散歩』(ベスト新書)、『江戸三〇〇年 あの大名たちの顚末』『江戸っ子はなぜこんなに遊び上手なのか』『水の都 東京の歴史散歩』(いずれも小社刊)など多数。

「2023年 『図説 家康が築いた 江戸の見取り図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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