- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584123805
作品紹介・あらすじ
精製された「砂糖」、「塩」、「油」…かつて、人類はこれほどまでに脳に直接的に快楽を得られる食べ物を手に入れたことはありませんでした。そして、近年の研究で、これらの食べ物が一般に「麻薬」と呼ばれるものとまったく同じメカニズムで脳に快楽を与えて、体に刷り込みを与えていることが明らかになってきています。砂糖、油、塩の中毒から抜け出すことは、単なる美容や、個人の幸せという観点からだけでなく、人体の健康上の必須課題であります。
感想・レビュー・書評
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別に10歳若返りたいと思っているわけではありません(笑)
砂糖の害については以前から何となく考えていたので、たまたまコンビニにあったので読んでみた。
人間には砂糖や炭水化物からエネルギーを得るクエン酸回路とは別に、
脂肪酸を分解してエネルギーを得るケトン体回路というものがあるという。
炭水化物を主食とする現代人はブドウ糖をエネルギー源とする回路を中心に使っているが、
狩猟生活を送っていた頃は、栄養源を狩りで獲る獲物に頼っていたから、ケトン体回路が中心になっていたのではないか。
砂糖の入ったお菓子、砂糖の入ったジュース、スナック菓子、菓子パン、ファーストフードなど、
常に糖質を摂取している現代人の食生活がそもそも異常な状態であるということ。
何を食べるか、どう食べるか、いつ食べるかということに、
もっとちゃんとしようと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
炭水化物、砂糖は『マイルドドラッグ』だと断定する著者の、食社会の対する考察がわかりやすく書かれている。
すでに南雲氏の空腹本と山田氏の油本を読んで食生活を変えた自分にとっては、ケトン関係以外、目新しい発見はなかったが、食生活を変えた意味を再確認させていただけた。
大手食品業界が消費者をジャンクフード漬けにして己の利潤を追求する以上、知識を武器に、自分の身は自分で守るのみだ。
食に関する本を多数読んでいると、これだけジャンクフードに溢れる世間とそれをスーパーで買い物カゴに詰め込んでいる消費者というものが、本当に不思議でしかない。
自ら求めなければ、生きる上で大切な知識も得られることはないという恐怖。 -
うすうす気づいていたがこの本を読み
砂糖中毒だと確信しました。
もっと早くから読みたい本です。
ケトン食やキッチンルネサンスを学び自身の食生活に活かしたい。なぜいけないのかが詳しく書かれていてよかった。 -
意外に面白い。ただし、前半だけ。後半は今ではよく知られた砂糖の悪い点を繰り返し延々と…
【前半で面白いとこ】
麻薬(ハードドラッグ)と酒やタバコ(ソフトドラッグ)の境界線は、他人に危害が及ぶかどうか。
ソフトドラッグの中には、他にもより身近なもの(砂糖、塩、脂肪などで精製度の高いもの)が沢山ある。本には書いてないけど、食べ物以外でも、人への精神的依存とか、占いみたいなものへの依存とかも、基本は一緒なんじゃないかと思った。
あと、笑いは無害なのにドラッグと同じ快楽効果があるらしい。皆で笑うのは、一人で笑うのの何倍もいいらしい。 -
自分の身体を形作る食べ物はちゃんと考えて摂取したいと思った。とりあえず白米を玄米に、砂糖は少しずつ減らしていきたい!
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ブドウ糖は体内で作られるため、甘いものを摂取する必要は無い。甘いもの食べるべきというのは、甘いものを売るためのビジネスモデル。
将来子供が出来たら極力砂糖を与えない生活をしたい。甘いものをすぐに欲してしまう私の体みたいになってほしくない。 -
子供達のおやつにどんなものがいいか、
また食事を作るときの調味料など(砂糖を入れずみりんで代用する等)とても参考になりました。
元々書いている先生が食事にも気をつけているため、血糖値を急激にあげない食生活やケトン食も大変興味のわく内容でしたし、砂糖抜きの生活も大変魅力的でした。
が、なかなか現代人が実行するのは難しいと思いました。。
ただ子育て中は白米至上主義になりがちなので、少しの工夫で野菜を増やしてみたり、砂糖の量を考えてみたり、せっかく得た知識を出来る範囲でやってみようと思います! -
読み易かったけど、1時間程度の速読で充分な書物だと思います。