歴史で読み解く女性天皇 (ベスト新書)

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  • ベストセラーズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584123812

感想・レビュー・書評

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  • 読了。

  • ともすれば万葉ロマンのなかで語られる女性天皇を皇位継承の視点で見、その役割とは何かを丁寧に歴史を追って解き明かしてゆく。
    なぜこの時代にかくも女性天皇が立ったのか、そしてその後は現われなくなったのか。
    現在とは全く違う継承の方法が、推古をへて天智、天武・・・と受け継がれてゆく間に変化してゆく様子が、丹念な文献史学の視点から語られ、さまざまな制約や問題と闘いながら次期天皇への皇位継承のために生きてゆく女性天皇の姿はまるで上質なミステリーを読んでいるようです。
    そして非常にわかりにくいこの時代の政治の動きや人物像が皇位継承の視点で見ると、筋の通ったひとつながりの流れとして見事に説明されることに、感動を覚えました。
    巻末資料もすばらしいです。

  • 個人的に、女性天皇は「あり」だけど、女系天皇は「どうだかなあ~」と思っているが、読み物としては同時期に読了した女性宮家反対の本『皇統断絶計画』よりは、面白かった。

    シナ文化とヤマト文化の違いを女性の王がいたかどうかでみているし、血統の考え方が『皇統断絶計画』とは違う。
    どっちが正しいかは解らないけど、一般的には他書のほうか。

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著者プロフィール

昭和32年、岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒業。同大学院博士課程(神道学専攻)単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「国家観・歴史観」講座担当などを歴任。大嘗祭の研究で神道宗教学会奨励賞を受ける。小泉内閣当時「皇室典範に関する有識者会議」のヒアリングに応じる。現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師など。
著書は、『天皇と民の大嘗祭』(展転社)、『この国の生い立ち』(PHP研究所)、『天皇から読みとく日本』(扶桑社)、『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)、『日本の10大天皇』(幻冬舎新書)、『天皇「生前退位」の真実』(同)『歴史で読みとく女性天皇』(ベスト新書)、『私たちが知らなかった天皇と皇室』(SBビジュアル新書)、『古事記が日本を強くする』(共著、徳間書店)、『歴代天皇事典』(監修、PHP文庫)、『天皇陛下から私たちへのおことば』(監修、双葉社)、『天皇と元号の大研究』(監修、PHP研究所)など。

「2019年 『天皇と国民をつなぐ大嘗祭』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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